メモリ増設 種類と品名の詳細について
メモリとはパソコンが電気的な信号(命令)を送るときに一時的に処理するスペースだといえます。メモリチップは、RAM(Random Access Memory)データの読み出しと書き込みができるメモリ(記憶領域)をいい単純には高速で大きいほうがパソコンの作業を快適にします。
通常はMB、GB(メガバイト、ギガバイト)とメモリの容量をさします。ワープロなどの文字だけの編集作業では標準搭載の128MB〜256MBで十分にスムーズに作業をこなすことが可能ですが、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮影した画像を編集しようと思うとデータ内容が膨大なため処理速度に影響します。
現在での主流は512MB〜1GBで快適な動作ができるといえます。
※2004年12月現在
パソコンを操作しているときに「メモリが不足しています」などの表示がされた場合はメモリ増設が必要になっています。つまりパソコンを使うたびに機能されているものなので一時的に処理するべき容量が搭載しているメモリの容量をオーバーしてるといえるのです。
つまり単純にはメモリは大きいほどいいといえるでしょう。パソコンが一時的に処理するスペースが大きければ画像編集などの時には待ち時間が短縮されます。また同時に多数のソフトを開いているときなどにも作業しやすくなります。
また最近ではアプリケーションソフトやOSまでもが複雑で多機能を満載しているのでメモリの不足したまま使用していると作業にいたる前に自動的にシャットダウンしてしまうことまであります。
メモリの選び方
[ピンの数]
240pinなどのpinと表示されているものがありますが、これは見てのとおり差込み口のピンの数をいいます。一般的に販売されているのは172pin、184pin、200pin、240pinなどありますが単純にこの幅(ピンの数)が違うと差込みすらできません。
[ディスクトップorノート(またはマッキントッシュ)]
大切なことはノート用なのかディスクトップ用なのかまたは、マッキントッシュ用なのかといったことは重要です。サイズなどもまったく違い、静電気による破損しやすい性質上、通常は開封後の返品は引き受けてくれないのでご注意ください。
[PC]
この場合PC=パソコンではありません、例えばPC2100やPC4300などメモリの商品名の一部になっている場合があります。これはパソコン内部では電気信号を送るためのテンポ(動作周波数)になりますが、そのテンポによってそれぞれ種類が分かれます。メモリのテンポだけ変えると正常に機能しない場合もあります。どの位の速さまで対応したメモリーかをあらわしています。
少々複雑ですが、購入時の間違いを防ぐにはマザーボードやCPUの型番か機種名をもとに購入相談をされるのが良いでしょう。
[DIMM SIMM(ディム、シム)]
古いパソコンではSIMMというタイプが使われていましたが、最近ではDIMMが主流です。また、ノート用には小型形状(SO-DIMM)というタイプで、小型化されたものです。
DDR2とはDDRの進化されたものでさらに高速で安定した動作が可能になっています。
[ECC(Error Check and Correct memory)]
ECCというのは誤り訂正符号という機能をさします。メモリの処理に対しての誤りを訂正するといった処理をしますが通常のパソコンでは使用しません。非常に高価でサーバー向けであり、マザーボードの対応確認も必要です。
取り付け
実際の取り付けには十分な注意が必要です。特に空気の乾燥した冬場には静電気の発生により内部が破損してしまう場合があります。髪の毛や衣類のこすれによりわずかながらも静電気が蓄積されてしまいます。取り付け前には金属に触れるなど体内の微量な電気を放電し作業を行いましょう。
よく聞く「相性」とは、コンピュータ内ではマザーボード、CPU、メモリ、HDDなど多数の部品が独自の技術開発により組み立てられた機械ですので必ずしも全てが同様部品として使用できるものではありません。部品メーカーでは単体部品においての動作保証のみになってしまい他のあらゆる部品全てに適合できるといった保証ではないのです。
※メモリなどの部品は価格競争がとても激しく格安なものも見られますが、その反面では粗悪品も多いなどの一面もあるため必ず新品を購入されることをお勧めします。
例えばソニーのようにパソコンメーカーになると購入されたパソコン本体の内部全ての相性を入念にチェックした上で出荷されていて、メーカー側が製品の部品のいたるところまで熟知しているため、確実に利用できることにつながります。
ソニースタイルではご自身の利用にあわせて購入時にVAIOのカスタマイズでメモリの増強が可能です。
購入時からメーカーサポートで機能を満載にされることは安心と言えるでしょう。
山賀電気ではご相談からお受けしております、メモリの相談も気軽にどうぞ。
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