8K,4K 120Hz対応HDMIってなんだ?新規格のHDMI2.1と2020年モデルのBRAVIAのHDMI入力について

B!

これは先日8Kテレビをお客様のもとに納品に行ってきた時に気づいたことなのですが

8Kテレビ「KJ-85Z9H」のHDMI4端子には専用の表記がされていて「8K,4K 120Hz」と書いてあるんです。

そもそも「HDMIって8K出力出来たっけ?」と前から思ってたので詳しく調べてみました!

※追記

「KJ-85Z9H」がHDMI2.1に対応しました!!

これにより「4K 120p」及び「8K 60p」での出力ができるようになりました!

※さらに追記!!

2021年モデルの「BRAVIA」は全てHDMI2.1対応になりました!!

そもそもHDMIって?

今や定番の映像送受信ケーブルとなった「HDMI」

DVDプレイヤーやブルーレイレコーダー、ゲーム機など様々な機器の接続に利用されており、名前を知らなくとも「台形のヤツ」と言えばピンとくる方も多いのかと思います。

HDMIも登場から長く経ち、4Kや8Kに対応したハイスピードタイプのものも多く登場しており「4K対応」と書いてあるものであっても実はHDRには対応していなかったりとか・・・ちょっと複雑なのが玉にキズ

HDMIの規格について

HDMIケーブルには3つの「カテゴリー」と4つ「ケーブルタイプ」それぞれの「バージョン」が存在します。

また、下位互換性が全てあるので速度の速いものを選べば全ての解像度に対応できます。

カテゴリー1

標準タイプのHDMIケーブルで、1080iまたは720pのビデオに対応しています。

バージョンは1.2となります。転送速度は2.25Gbps

DVDプレイヤーの高解像度やデジタル放送HDに対応したケーブルとなります。

ケーブルタイプとしては「スタンダードHDMIケーブル」という分類です。

また、デバイスネットワーク用の「イーサネット付き」のものも存在し接続している製品双方が対応している場合利用することができます。

カテゴリー2

ハイスピードHDMIケーブル及びプレミアムハイスピードHDMIケーブルが属しているカテゴリー2

バージョンは1.3/1.4(ハイスピード)及び2.0(プレミアムハイスピード)

転送速度はそれぞれ10.2Gbps/18Gbpsとなります。

高速HDMIケーブルは3Dや4Kなどの高度なディスプレイに適したケーブルとなります。

ブルーレイレコーダーなどの1080pのコンテンツを再生するためにはこのハイスピードモデルが必須となります。

プレミアムハイスピードモデルは4K60,HDRなどのウルトラHDの超高信頼モデルです。

最新の4K放送をレコーダーで撮った番組や4KウルトラHD対応ブルーレイを4Kテレビで再生するためにはプレミアム高速HDMIケーブル(18Gbps)が必要となります。

もちろんどちらにもイーサネット対応のものもあります。

カテゴリー3

超高速HDMIケーブルが属されるカテゴリー3

バージョンは2.1となり、48Gbpsものスピードに対応した規格です。

8K放送に対応した規格となっており、その名の通り超高速な転送速度を実現します。

残念ながら現在ソニーからはカテゴリー3にあたるHDMIケーブルは発売されていません。

8K,4K120Hz HDMIとは?

話を一度戻し、(8k,4K 120Hz) HDMIについてもう一度見てみましょう。

カテゴリーで見ると「カテゴリー3のHDMI端子なのか!?」と思ったのですがどうやらこのソニーの8KテレビについているHDMI端子はカテゴリー3ではないみたいです。

「Z9H」の公式ページを見ると『「HDMI 4」入力端子は、8K 30p 4:2:0 8bitなどに対応しています。』との表記があり、これをHDMIの規格表で照らし合わせると18Gbpsとなります。

つまりこの端子は"プレミアムハイスピード"のHDMI2.0のなるわけです。

8Kの映像はHDMI2.1のウルトラハイスピードでないと出力できないと思っていたのでコレは意外でした。

色表現についても4:2:0に限られてしまい、フレームレートも30Hzですがしっかりと出力できるんです!

2020年モデルの4K BRAVIAは、18GbpsのプレミアムハイスピードHDMIに対応しており、パネルをフルで活かせる「4K 60p 4:4:4」に対応しています。

確かにカテゴリー3の規格が登場し、他社の4Kテレビでは端子が対応している場合もありますが、十分パネルの能力を引き出せるスペックを持っているので現状問題はありません。

しかし、8Kテレビでは現状の18Gbpsでは能力不足。カテゴリー3,HDMI2.1への対応が必須かと思います。

最新の規格は量産が進んでないことから価格面で不利になったりもしますし何もかもがユーザーにとって有利になるとも限りません。

実際、2020年モデルのBRAVIAは前年モデルに比べても低価格かつ4Kチューナーが付属していたりとかなりお買い得感があります!

これも適切なコストのかけ方が功を奏してるのではないでしょうか?(多分...笑)

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