最強のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンとして昨年発売され好評を博したヘッドホン「WH-1000XM3」
ハイレゾにも対応する「WH-1000XM3」の後継機種となる「WH-1000XM4」が発表となりました!!
なんと今回は発売前のモデルであるこの「WH-1000XM4」を特別にお借りすることができましたので早速レビューしていきたいと思います!
音質も使いやすさもノイズキャンセリングも更に上のステージへと進化した「WH-1000XM4」の実力をお伝えしていきたいと思います!
この記事の目次
外観
お借りしたカラーは「プラチナシルバー」という白系のカラー「WH-1000XM4」には「ブラック」も用意されています。
先代の「WH-1000XM3」と一見変わらないように見える「WH-1000XM4」ですが、細かいところが変わっており、シリーズのファン刺さる非常に嬉しいポイントが盛りだくさん!
まずは付属のキャリングケースからご紹介していきましょう!
非常にコンパクトで質感の高いキャリングケースが付属しているのも「WH-1000X」シリーズの魅力の一つ
中には本体と付属品が入っています。非常にコンパクトで常に持ち歩けそうなサイズ!
付属品のケーブル類は充電に使えるUSB Type-Cケーブル、有線接続時に使うアナログケーブル、航空機用のアダプターとなります
アジャスターで長さが変えられる部分の仕上げがマットになった「WH-1000XM4」
「XM4」の仕上げのほうが個人的には好み、高級感がより出ていてカッコイイです!
「XM3」比で10%接地面積が増しよりつけ心地が柔らかくなったイヤーパッドは包み込まれるような感覚を味わえます!
イヤーパッドのサイズも十分で平均より耳のサイズが大きい私でも余裕をもって耳全体がすっぽり入ります
また、パーツを全て見直し軽量化に取り組んだことによってセンサー類が増えたのにも関わらずマイナス1gの軽量化に成功。
このことも快適な装着性の向上に大きく繋がっています!!
「XM4」より新しく追加された近接センサーと加速度センサーによりヘッドホンの付け外しを検知。
音楽再生中にヘッドホンを外すと自動で一時停止、再度装着することによって音楽再生が再開されるようになりました。
左のハウジング内に近接センサーがあるので音質面が心配だったのですが、実際の試聴でも全く違和感はなく、中を覗き込まない限りは存在に気づくことはできないと思います。それほど自然です!
右のハウジング部分にはペアリング時に便利なNFCを装備。
また、タッチ操作により再生/一時停止,音量の上げ下げ,曲送り/曲戻しに対応しています。
また、手をかざすことによって一時的に周りの音を聞くクイックアテンションモードを搭載。
外音をシャットアウトするだけでなく、必要な際には取り込むことが可能なのがとっても便利なところですね!
物理ボタンもちゃんとあります!
左ハウジング下部には電源ボタン,カスタムボタンを装備。
起動時に電源ボタンを押すとでバッテリー残量をアナウンスしてくれる機能やカスタムボタンにgoogleアシスタントなどをアサインすることによってワンボタンで様々な機能が使用可能となります。
右ハウジング下には充電用のUSB Type-C端子があり、高速充電ができます!
なんと10分で5時間の再生が可能!うっかり充電を忘れてしまった場合でも短時間の充電で行き帰り分のバッテリーは確保することが出来ます!
ハウジング上部にはゴールド印字のSONYロゴ!
その下にあるのはノイズキャンセリング用のマイク、メッキがカッコイイ!
もう一つのノイズキャンセリング用マイクはハウジング内部にあります。
このデュアルマイクと高性能チップがノイズキャンセリングを支えているというわけですね。
試聴してみた
更に"自然"で"強力"になったノイズキャンセリング
「WH-1000XM4」をつけ、ノイズキャンセリングの最適化をした時に思わず口に出そうになった言葉です。
重要なのはノイズキャンセリングの最適化をすることです。
デフォルトのキー設定であればカスタムボタンを長押しすれば数秒で行ってくれるノイズキャンセリングの最適化。
試聴する際には最適化をまず真っ先にすることを強くオススメします。
高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1のポテンシャルをさらに引き出すチューニングBlutoothオーディオSoCとの連携のおかげなのか、イヤーパッドなどの進化なのか。。。全てなのかもしれませんがとにかく"自然"な静けさなんです。
ノイズキャンセリングは「XM4」で更に進化しました、間違いなくです。
みなさんも試聴の際はノイズキャンセリングの最適化をぜひ行ってみて下さい。
まるで耳栓のような使い方ができちゃうのもノイズキャンセリングのいいトコ!
ヘッドホンはつけたままで会話もOK? 「スピークトゥチャット」
新機能の「スピークトゥチャット」もとっても面白くて使いやすい機能。
「スピークトゥチャット」は声を発するだけでヘッドセットが自動的に音楽一時停止&外音取り込みモードに切り替わる機能
実際に普通に会話するような音量で喋ってみたところ電子音が聞こえ音楽が停止、と同時に外音取り込みモードに変わりスムーズに会話ができました!
もちろんアプリから「スピークトゥチャット」のON/OFFが可能です。
小ネタなんですが、LRを逆につけて喋ってみたところスピークトゥチャット機能は反応しませんでした!しっかりと装着している本人を聞き分けているのだととても関心しました。
5つのマイク+AI認識技術の賜物ですね。
AI機能搭載アップコンバート機能「DSEE Extreme」
「DSEE Extreme」に進化したアップコンバート機能は非常に強力。
Androidウォークマンなどの音楽専用機にのみ備わっていたAI技術を使った「DSEE」がヘッドホンに搭載されるのは「WH-1000XM4」が初!
更に音質が向上、専用設計の40mmHDドライバーユニットの性能を更に活かしきっています!
ヘッドホンにアップコンバート機能が搭載されているということはどんなデバイスとの組み合わせでも"ハイレゾ級"の音が楽しめるということ。
スマートフォンやウォークマンからハイレゾワイヤレス(LDAC)が聞けるのはもちろん、非ハイレゾ対応機器や圧縮音源もアップスケーリングして高音質に再生、有線接続でもハイレゾに対応しています。
もう一つの嬉しい点は「DSEE」を使用しながらでもイコライザーの調整が可能になったということ!
DSEEを使っているとダメとか、LDACだとダメだとか、ハイレゾを流している時はダメとか・・・「XM3」では色々あったのですが特に何も考えなくても全て使えます!
これまで、イコライザーを優先しアップコンバート機能を使えなかったという方にも問題なく使うことができるようになりました。
2つの機器と同時接続!
新機能の2つの機器との同時接続も試してみました。
「HeadPhones」アプリから"2台の機器と同時に接続"の機能を入れておくと同時に二台の機器と接続が可能です。
音楽再生はウォークマンで、ハンズフリー通話はスマホで。など柔軟な使い方ができます。
同時接続だからといって同時に双方の音が出るわけではないので注意が必要。
切り替えがシームレスにできるようになったのはとても便利で、PCとスマホの組み合わせでももちろん使えますのでテレワーク時に会議中はPCからヘッドセット代わりに使い、必要ないときはスマホで音楽を楽しむ。といった使い方も可能です!