~「写メ第一世代」の教訓~
「写メ」という言葉の由来を今の10代と20代前半の方は知らないでしょう。
2001年、当時のJ-PHONE(その後Vodafone→Softbank)が携帯電話に写真撮影機能を搭載し、その機能の商標を「写メール」としました。初期の「写メ」は160×120ピクセル。100万画素にもはるかに届かない、今考えればモザイク並みの画質でした。
ところで私(山賀電気店長)は2000年に中学に入学し、2002年に初めて携帯を手にした、まさに「写メ第一世代」です。当時はカメラ付携帯を手にすることがステータスで、画質が悪かろうが気にせず記念写真も日常の写真も全て「写メ」で残していました。
しかし結果的には残せていません。この世代は漏れなく時代の犠牲者となります。
残らなかった思い出
初期の携帯は本体保存のみで、故障や機種変更の際にデータを移行することが出来ませんでした。後にメモリーカード等へ外部保存可能な機種も出てきましたが、機種変更でキャリアやメーカーが違う携帯にマウントするとフォーマットされてしまう仕様のものもあり、その都度思い出が消される憂き目に合うのです。
こうして思い出の写真が残っていない私は今改めて「あの時、一眼カメラに出会っていたら」とよく思います。写真の質感、ボケ味など、スマホやコンデジでは表現できない写真を撮影できるカメラに魅了されて、もっと写真を残していたかもしれない。
「今」しか撮れない瞬間
生活の中で今しかない大事な瞬間は意外と多いです。青春時代、大切な人との思いで、結婚、出産、子供の成長、家族との思い出。写真は今後一生の思い出となります。親子の会話の中でついつい反抗的になりがちな思春期の子も一眼カメラで素敵に撮ってあげたら家族の記念写真も増え、絆も深まるかも?!
軽くて高画質なミラーレス一眼は今では金額もかなり下がって5万~10万円。高画質にこだわる方も35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼はSONYだけ。ぜひお手に取ってお試しください。
店長