先日発表された新型ウォークマンのAシリーズ「A-100」シリーズ
ソニーストア銀座にて先行展示されている実機を触ることができましたので使い心地や気になる対応アプリ、音質のレビューをお伝えして行きたいと思います!
小さいボディ感はそのまま、音楽を聴くのに最適な、まるで「高音質スマートフォン」と言えるような性能と作りで、音楽転送もCD取り込みもPCレスです!
そもそもストリーミングサービスって何?
音楽ストリーミングサービスとは「Spotify」や「AppleMusic」に代表される、月額課金制の聴き放題サービスです。
ストリーミング形式で配信されているのでダウンロードする必要もなく新譜から懐かしのあの曲まで幅広く様々な音楽を聴くことができるサービスです。
気に入った曲をオフラインに保存することもできますのでオンライン環境のない場所でも再生することができます。
スマートフォンであればデータ通信量を抑えられますのでダブルでメリットです。
どのサービスでも月あたり大体1000円程度ですので多数の音楽を聞く人であればメリットは非常に多いと思います。
外観
ボディを持った感覚は全世代の「A50」と変わった感覚はありません。
ですが手に持って思ったのはディスプレイが大きくボディのほとんどを占めていて「まるでスマートフォンだな」と思いました。
と言ってもスマートフォンとしては小さすぎるのでスマートフォンのような余裕を持った操作はできませんが、遠くから見た見た目はウォークマンそのもの
でも電源を入れるとホーム画面はスマートフォンそのまま。
搭載されているOSがウォークマン独自のものでなく「Android 9」となっているのでやっぱりスマートフォンと言うべきなんでしょうか?
右側面には操作物理ボタンがあります。
右(上部)から電源ボタン、ボリュームボタン(+ -)、曲送り、一時停止/再生、曲戻し、ホールドキーです。
ボリュームボタン(+)と一時停止/再生ボタンには手で触ってわかるように突起がついておりポケットの中に入れたままでもどのボタンかわかるような作りとなっています。
こういった部分はタッチ操作より物理ボタンのほうが良いですよね。こういう部分も音楽専用機ならでは。
背面にはNFCが搭載されており、対応製品であればワイヤレスイヤホン、ヘッドホンのペアリングが瞬時にできます。
底面にはイヤホンジャック、ストラップホルダー、USB TypeC端子、microSDスロットがあります。
microSDスロットも横にあったのが底面に移っています。
そう!WMポートが廃止されついにUSB TypeC端子になったんです! 高速通信、高速充電ができるようになったことはもちろんケーブルが共通化されることによってより便利になりました。
音楽再生画面は従来と変わらず使いやすいウォークマンのUIです。
この再生画面から上下左右にスワイプすれば簡単に画面の切り替えができます。
今回の目玉(?)機能再生中の画面がカセットテープ表示になるというもの
再生されている音源の質によってテープの種類が変わるということで特に40,50年代の方にはクスッとくるような遊びココロなのではないでしょうか?
AndroidOS搭載ということでアプリを入れれば当然Youtubeを始めとした動画も再生できます。
動作はサクサクで特に待たされる印象も受けませんでした。スマホ感覚です!
もうちょっともたつくのかなーとか想像していたのですがいい意味で期待を裏切られました。
どんな音でもDSEE HXの効果でハイレゾ相当にしてくれるのでとっても音質が良いです!
音が良くなったくらいで・・・と思われがちですが本当に音がよくなるだけでこんなに違うものなのかと身にしみて感じました。
さり気ない普段のBGMでも音が良くなるだけで感じ方が変わるんです。
「Spotify」や「AppleMusic」「Youtube Music」などの配信サービスもAndroid搭載によって使えるようになりました!
一番求められていたモノと言い切っても言い過ぎではないくらいので目玉機能です。
ストリーミングの音質はmp3最高音質(320kbps)程度のものですがウォークマンのアップコンバート機能(DSEE HX)を使えばハイレゾ相当で楽しむことができます。
CDを買う時代からダウンロードで買う時代と移り変わり、ついには現在の音楽市場はストリーミングで聴く時代へと変化しつつあります。
最近は邦楽アーティストのストリーミング配信開始のニュースも増えましたよね。
実際に視聴機にSpotifyが入っていたのでいつも聞いている曲を聞いてみましたが、スマートフォンで聴くものとは別物でした。
この手軽さと音の良さが両立できるのはまさに音楽専用機。
今回は試せませんでしたが、新しく始まったハイレゾストリーミングサービス「Amazon Music HD」も使えるということなのでハイレゾもストリーミングで楽しめるんです。
各ストリーミングサービスは有料会員限定ではありますが、オフライン保存できるサービスがありますのでWiFi環境のない外出先でもストリーミングサービスの音楽を楽しめます!
これまで通りPCを使ってCDを取り込んだ音楽やオンラインで購入した音楽をPC経由でウォークマンに転送できることはもちろん、Android搭載となったことによってWiFiを使って直接ダウンロードできるようになりました!
CDもCDレコーダー「CDレコ」を使えばウォークマン単体での取り込みが可能で完全PCレスでウォークマンを管理することができるようになったんです。
40周年記念モデル「NW-A100TPS」
ウォークマン40周年記念モデルとして、ケースに入れると初代ウォークマンそっくりになる「NW-A100TPS」も期間限定で同時に発売となります。