ソニーの新エントリーモデルのAPS-Cセンサー搭載、デジタル一眼ミラーレスカメラ「α6100」
「α6100」のスペックを見てみんな思ったんじゃないんですか?「コレα6400とほぼ一緒なんじゃ・・・」って
確かに先行発売されていた「α6400」との性能差はそれほど大きくあるわけではない・・・?言い切ってしまうのは簡単な話なんですが、ユーザーの使い方によっては買ってから後悔してしまうような見落としてはいけない重大な違いが複数あるんです。
「α6100」ではなく「α6400」を選ぶべき理由を今回はお伝えして行きたいと思います。
この記事の目次
「α6100」ではなく「α6400」を選ぶべき理由とは
私の思う「α6400」を選ぶべき大きな理由は3つ
- 撮影補助機能
- 動画機能
- ボディ保護機能
の3つです。
1.の撮影に関わる部分だと
- 電子ビューファインダーの解像度、フレームレート
- 電子水準器
- クリエイティブスタイルの種類
- フォーカスエリアの設定項目
2.の動画機能では
- ピクチャープロファイルなど動画制作のための機能
- 動画撮影中のリアルタイム瞳AF
3.のボディ保護機能は
- アンチダスト機能
- 防塵・防滴に配慮した設計
単語だけ見ても難しいかと思います。
なので、なぜこの機能が重要なのか順に説明していきたいと思います。
撮影補助機能の差
電子ビューファインダー
「α6100」の電子ビューファインダー(EVF)の解像度は144万ドットそれに対して「α6400」のEVFの解像度は243万ドット
そして「α6100」のフレームレートは固定なのに対して「α6400」はフレームレートが通常(60fps)と高速(120fps)から選ぶことができます。
先代「α6000」のEVFは144万ドットだったので変わっていないのですが、どうしてもEVFを通して見る絵がザラついていてディテールがわかりにくかったり、動きモノを撮る時にフレームレート(FPS)が低いのでブレて見えたりと少し不満になる部分がありました。
「α6400」のEVFは243万ドットかつ120fpsの高速表示が選べるので滑らかで覗いたときの見え方も自然です。
「EVFなんて覗かないよ」という方もいるかもしれませんが、炎天下で強い光の中での撮影だったり、暗いところでの撮影だと非常に便利です。
電子水準器
「α6100」には電子水準器が搭載されていません。「α6400」には備わっています。
電子水準器というのは平行が取れているかどうかを画面上に表示を出してくれる機能のことで風景写真を撮ったりする際に水平が取れてないとぱっとしない写真になることが非常に多いです。
グリッドラインを使えば水平を見つつ撮ることは水準器なしでもできますがやはり水準器があったほうが失敗は減りますし、なにより初心者に複数のことを考えながら写真を撮るのは難しいですし、実際に使ってみても難しかったです。
初心者こそあったほうが良いのでは?と思う機能がこの電子水準器ですのでやはり「α6400」を選ぶ方が良い理由の一つになるのではと思います。
クリエイティブスタイルの種類
「クリエイティブスタイル」という写真を撮る際にカメラ側で色合いのプリセットが選べ簡単に絵作りができる機能のプリセットの数が「α6100」と「α6400」では違います。
α6100 | α6400 | |
クリエイティブスタイル | スタンダード、ビビッド、ポートレート、風景、夕景、白黒、セピア(コントラスト | スタンダード、ビビッド、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレート、風景、夕景、夜景、紅葉、白黒、セピア、スタイルボックス1-6 |
更にそのクリエイティブスタイルの項目内で更に、コントラスト<±3段階>、彩度<±3段階>、シャープネス<±3段階>の調整が可能です。
そしてお好みの調整したスタイルを「スタイルボックス」に登録しておくことですぐに呼び出せるようにできます。
これも「α6400」のみの機能となります。
フォーカスエリア設定
フォーカスエリア設定の項目が「α6400」の方が多いです。
便利でなにかと重要な機能です。
Fn(ファンクションキー)やカスタムボタンから表示するフォーカスエリアの種類を限定するフォーカスエリア限定
縦持ち、横持ちを切り替えた際にフォーカス位置およびエリアを切り替えするかどうか決められる縦横フォーカスエリア切替機能
フォーカス位置の項目をスクロールする際に循環(ループ)するようにできるフォーカス位置の循環機能
などのフォーカスエリアについての設定項目が「α6400」の方が細かくなっています。
フォーカス周りの設定は撮影中に頻繁に切り替えするものですし、より自分好みに設定できる点についてはやはり「α6400」のほうが良いと言えますね。
動画機能
動画ユースをメイン考える方には「α6100」はあまりオススメできません。
どうしてなのか見ていきましょう。
具体的には、ピクチャープロファイルと動画撮影中のAF機能に差があります。
ピクチャープロファイルへの対応
「α6400」は本格的な動画撮影の現場に求められるさまざまな動画機能を搭載。ピクチャープロファイルやタイムコード、HDMIクリア出力など従来から搭載されている機能に加え、S-Log収録時にモニタリングしやすいガンマ表示アシスト機能や露出合わせがしやすいゼブラ機能が使えます。
これが実際に動画制作になると非常に重要で特にタイムコードやピクチャープロファイルは重要な機能です。
「S-Gamut3.Cine/S-Log3、S-Gamut3/S-Log」に対応しています。
機器保護機能
アンチダスト機能
センサー上についたホコリなどのダスト(汚れ)などを自動的に振り落とす機能が「α6400」にはついています。
どんな汚れも大丈夫!というような万能機能ではありませんが、いざ写真を撮る時にホコリが写真に乗っているような可能性を減らしてくれる機能です。
とはいえ、機能の有無に関わらずセンサーやレンズの定期的なお手入れは必須ですよ!
防塵・防滴に配慮した設計
「α6400」は主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を施し、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることで2重構造化。ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施し、水滴やほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計となっており、厳しい環境でも撮影が可能となっています。
あくまでも防水防塵というわけではありませんから過度な期待は禁物ですが、安心ですよね。
α6100のメリット
「α6100」のメリットは「価格」です。
両者の価格はこのようになっています。(本体のみの価格です)
「α6100」 ソニーストア価格 89,900 円+税 さらに、キャッシュバック2,500円
「α6400」 ソニーストア価格 109,880 円+税
と比べてみると約20,000円の価格差があることがわかります。更に今ならキャッシュバック分もありますね
「α6400」もキャッシュバック対象になりました!!
この約20,000円の価格差と性能差をしっかりと考慮した上で選ぶ必要性があると思います。
まとめ
「α6100」と「α6400」の違いは小さいようで大きいです。
価格差だけに惑わされず、自分にあった製品を選ぶ必要があることがあるでしょう。
動画ユースを考えているのであれば絶対に「α6400」を選ぶべきです。静止画撮影のみで考えている方でも電子水準器とファインダーの差は普段から影響があると言えるので確認するべきだと思います。
ILCE-6400
ブラック/シルバー
ソニーストア価格
- 本体のみ 109,880 円+税
- パワーズームレンズキット 119,880 円 +税
- ダブルズームレンズキット 139,880 円 + 税
- 高倍率ズームレンズキット 149,880 円 + 税
- 本体のみ 89,900 円+税
- パワーズームレンズキット 99,900 円+税
- ダブルズームレンズキット 119,900 円+税