11/1に発売が予定されている5軸手ブレ補正内蔵の新APS-C一眼ミラーレスカメラ「α6600」そして同じく発表された2つのズームレンズ「SEL1655G」と「SEL70350G」
ソニーストア銀座にて実機を触ることができたのでレポートして行きたいと思います。
α6600
「α6600」は同じく5軸手ブレ補正を搭載したAPS-C機「α6500」の後継機種です。
フルサイズセンサーを搭載しているαシリーズでは当たり前となっているこのボディ内臓手ブレ補正ですが、小型軽量なAPS-C搭載機器では「α6600」と「α6500」だけです。
小型軽量であればあるほどバッテリーが小さくなりスタミナに心もとなさが出てくるのがバッテリー製品の常とも言える難点ですが、「α6600」はフルサイズ向けのZバッテリーを採用しているのでスタミナ性能は従来の二倍以上に進化しました!
そうなると次に気になるのはサイズや重量。
確かに「α6500」に比べると重量は微増しています。ですが、バッテリーの入るグリップ部分が大きくなったことによってホールド性が向上し、使いやすさは「α6500」を大きく上回る取り回しと持ちやすさを実現しています。
背面ですが新しくカスタムボタンが4つに増えました。「α6500」ではメニューキーがあった場所にC3キーが追加され内蔵フラッシュは廃止され、メニューボタンの場所が変わりました。
親指で簡単に操作できるC3ボタンが追加されたことによって操作性が増しました。
右側面はグリップが大きくなったこと以外は大きな変更はありません。滑り止め加工がされていてとても握りやすいです。
「α6500」と並べてみました。
Zバッテリーの分だけサイズが大きく変わっているのがわかりますね。ストラップホルダーの位置も重心がかわったことによって場所がすこし前になっています。
左側もほぼ「α6500」と変わりませんね。全体的にボディが厚みを増しているので少し厚くなっていますが普通に握っているとわからないくらいです。
端子カバーを開けてみました。
上から、micro b,HDMI mini ,マイク入力,イヤホン端子となっています。
新しくイヤホン端子が追加されたことによって動画撮影時のサウンドモニターができるようになったのは動画ユーザーには嬉しいですね!
上部もほぼ形状に変わりはないです。フラッシュがなくなっただけですね。
と思いきや重要な進化点がありました。
シャッターボタンがボディに対して傾斜している上に大きくなっているので非常に押しやすくなってるんです!
実際に触ってみてグリップに気を取られがちでしたが見逃すところでした。
SEL70350G
続いてAPS-C専用焦点距離70mm~350mm(フルサイズ換算105~525mm)のズームレンズ「SEL70350G」です
今まで大きいレンズを使わなければ使えなかった400mm~の焦点距離がこのコンパクトさで実現可能となったのはAPS-Cユーザーだけでなくフルサイズユーザーにとっても大きなことで
「SEL70350G」はそんな意味でも非常に重要度の高いレンズではないかと思います。
フードカバーを返すとこのくらいのサイズです。500mlのペットボトルより少し大きいくらいのサイズ感でバックに入れるのであれば気になるサイズではないと思います。
全長142mm、重さ625gというスペックですがこれで換算525mmまでいけちゃうんですからとってもコンパクトで扱いやすいですよね。
OSS(手ブレ補正)のオンオフ、カスタマイズ可能なフォーカスフォールドボタン、ズームロックスイッチ
実際に握ったときの操作感も非常に良好で操作しやすかったです。
インナーズームではないので350mmフルに寄る場合はレンズが前に伸びます。
バランスはたしかに前に動くのですが、絶対的な重さが軽いこともあってか扱いはそこまで悪くありません。
今までは「SEL70300」や「SEL100400GM」などでないと狙えなかった焦点距離ですがこのコンパクトさは野鳥やサーキット、飛行機など焦点距離が求められる場面に気軽に持ち運びができるキラーレンズとして大いに威力を発揮するはず!
AFも申し分ない速度でGMレンズに搭載されていた「XDリニアモーター」が搭載されているので非常にスムーズで早いです。
望遠レンズが欲しいけど値段もサイズも大きいのはちょっと・・・という方にも、とにかく軽くて複数レンズの持ち運びができないとという方にもオススメの新レンズです!
SEL1655G
「SEL1655G」は焦点距離16mm~55mm(フルサイズ換算24~82.5mm)、F2.8通しの標準ズームレンズで大三元のAPS-C版とも言えるズームレンズです。
APS-C専用設計ならではの小型軽量で494gのコンパクトさでF2.8通しを実現しています。
こちらのレンズも「XDリニアモーター」を採用しているのでAFは折り紙付きで持ち前の明るさとボケを活かせます。
サイズ感としてはまさに丁度いいといえる大きさと重さで普段から常につけておけるレンズと言うのがピッタリだと感じました。
Gレンズとしては非常によくできており質感はGMレンズに匹敵するレベル。
フルでズームした時でもそれほどフロントヘビー感はなくどの焦点距離でも扱いやすい感じ。
0.33mの最短撮影距離なのでテーブルフォトでも活躍できそうです。
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