最近はイヤホンもワイヤレスモデルが主流になってきましたが「ある程度良いものを買おう!」と思った時、皆さんこの2つでどっちを選ぶか迷いませんか??
- Airpods pro
- WF-1000XM4
WF-1000XM4は以前別の記事でも紹介しましたが、ソニーで現在最新の完全ワイヤレスイヤホンです。
Apple製品と比べると、違いは何なんでしょうか?
今回は個人的な目線と感性を持って聴き比べを行い、私なりの答えを書いていこうと思います!笑
この記事の目次
基本情報
AirPods Pro
ご存じの方も多いと思いますがこちらがApple製完全ワイヤレスイヤホン、AirPods Proです。
発売当時は前身のAirPodsに比べて「耳から伸びるうどんが短くなった」なんて話題にもなりましたね。
発売時期:2019年10月30日
現在の価格:税込 \30,580(Apple Store価格)
接続:Bluetooth 5.0
WF-1000XM4
一方こちらがソニー製の完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000XM4です。
発売時は予約殺到、生産が追い付かない状況にまでなった人気モデルです。なかなか街中で見掛ける機会はまだ少ないと思います…!
発売時期:2021年6月25日
現在の価格:税込 \33,000(ソニーストア価格)
接続:Bluetooth 5.2
5段階評価で比較してみた
2種類のイヤホンを実際に使って比較してみました!今回比較に使用した曲は 三原色/YOASOBI(2021) です。
この曲を選んだ理由は音の多さ。非常に多くのパーツが折り重なって出来た曲なので、一つ一つの楽器やフレーズがどれだけ鮮明に聴けるかで音の解像度が分かるかな…と思いました!
今回は音質(メインボーカル・中音バッキング・低音バッキング・迫力・解像度)と使い勝手(フィット感、操作性、ノイズキャンセリングレベル)を比較していきます!
音質
メインボーカル | 中音域※1 | 低音域※2 | 迫力 | 解像度 | |
Airpods Pro | |||||
WF-1000XM4 |
※1 中音域:主にシンセサイザー・ギター(中音域のバッキング)
※2 低音域:主にベース(低音域のバッキング)
使い勝手
ノイズキャンセリングレベル | 操作性 | フィット感 | |
Airpods Pro | |||
WF-1000XM4 |
音質と使い勝手に関する個人的な感想(コメント)
まず音質は…
- 音質に関しては、LDACとDSEE EXTREMEを備えたWF-1000XM4が上手。特にボーカルの浮き出方がクリアで、音1つ1つが明確に聴こえる。
- 音の迫力は段違いでWF-1000XM4の勝利。自分に合ったイヤーピースサイズを選べるので、より密閉された状態で音楽を聴くことができるみたい。
- 音の解像度に差が出るということは、どれだけリアルな音が聴こえるかにも差が出るということ。息を吸うブレス音や弦の擦れる音まで聴こえると思わず「おぉ...」となる。笑
一方使い勝手は…
- 操作性に関してはAppleの互換性が優勝。取り出した瞬間にペアリングされて、iPhoneからiPadへ勝手にペアリング先が移動する使い勝手は最高。
- ノイズキャンセリングについてはどちらも優秀だが、AirPods Proはわずかなノイズを通すのに対して、WF-1000XM4の「無」感が凄い。全く音を通さないので怖さすら感じる。
- 耳へのフィット感は正直、個人の耳の形によるところが大きい。イヤーピースサイズを変えると密閉感が増すとは言ったものの、実際に自分の耳の形と合わせてから選んだ方が良さそうで、ネットで買うのは少し危険かも。ただ私の場合は、WF1000X-M4をしばらく使ったあとにAirpods Proに切り替えると、イヤホンのハマり方に相当緩さを感じた。
そして、何より一番違ったのは
ノイキャン独特の耳が詰まる感覚。Airpods proの方が圧倒的に大きく、WF1000X-M4使用時に耳の中を圧迫されるような感覚はない。
充電端子
余談ですが、2つのイヤホンは違う種類の充電端子を持っているので注意が必要です!
- Airpods pro:ライトニング端子
- WF-1000XM4:Type-C端子
立体音響も比較してみた
立体音響も比較してみようと思い、今回はApple「空間オーディオ」とソニー「360 Reality Audio」を聴き比べてみました。
どちらにも共通して対応する音源(コンテンツ)はまだ存在しないので、今回はいろいろ聴いて印象に残ったことを書き出してみました!
AirPods Pro「空間オーディオ」 :Apple Musicで「空間オーディオ」と検索してプレイリストを選択!
WF-1000XM4「360 Reality Audio」:deezerで対応音源を検索!
① Apple 空間オーディオ
正直私は、空間オーディオの立体音響を実感することができませんでした。
オリジナルver. と空間オーディオver. を聴き比べたりもしてみましたが、言葉にできるほど明確な違いを聴き取ることはありませんでした。
でも映画なら楽しめる!
Dolby Atmos対応の映画作品は多いので、映画なら迫力あるBGMのサラウンド感を体感できること間違いなしです。
Apple TVはダイナミックヘッドトラッキングにも対応していますから、頭の動きに応じてリアルタイムに、あたかも音がテレビから聞こえているかのように動作してくれるでしょう。
② Sony 360 Reality Audio
一方WF-1000XM4を使って聴く360 Reality Audioですが、こちらは見事に上下左右から音が降り注ぐ立体音響を実感することができました。
空間オーディオと比べても圧倒的に、あっちこっちから音が聴こえる新鮮な感覚がします!
ネックとなるのはコンテンツの少なさなんですが、Amazon Music HDがヘッドホンイヤホン非対応なので、現状聴けるコンテンツはdeezer、nugs.net(洋楽のみ)に限られます。
ただYouTubeを観られる方は、YouTube上にアーティストの公演映像が沢山上がってるので良いかもですね!
これから先今よりもコンテンツが増えてくると、より簡単に立体音源を聴くことができるようになると思います!
私は個人的にコッチ推しみたいです。笑
結論
ここまで2種類のワイヤレスイヤホンを比較してきましたが、音楽好きの私にとっては 圧倒的にWH 1000X-M4が良いですね。
公平な目線で比較した結果、私なりに辿り着いた結論が3つあります!
①音質で選ぶなら WF-1000XM4
今回比較した結果、音質に関してはソニーが数枚上手を行っていると感じました。
音質にこだわる音楽を聴く方、よりリアルな音質で音楽を聴いてみたい方はぜひWF-1000XM4を使って音楽を聴いてみてください!
② ノイズを遮断したいなら WF-1000XM4
ノイズキャンセリング機能で比較しても、やはり勝るのはWF-1000XM4でした。
はじめてノイズキャンセリングを体験する方にとってはどちらも同じく「周りの音が消えた」ように感じると思いますが、WF-1000XM4を付けた後にAirpods Proを付けると、細かな周囲のノイズが気になってしまうんですよね。
人間って一度良いモノを体験してしまうと、それ以下には戻れなくなってしまうものですね笑
③ 楽しみたいなら AirPods Pro
上にも書いた通り、空間オーディオは映画作品なら存分に立体音響を体感できると思います。
映像作品を含めたコンテンツの多さで比較するとAppleの方が多いので「音質にこだわりはないけど楽しみたい」という方はAirPods Proを試されると良いでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
やはり同じワイヤレスイヤホンでも、音質と着け心地には大きな差が感じられました。
今はまだ発展途上な立体音響コンテンツも、数年後には充実の映像作品と音源作品が出揃ってくる気がしますね…!
今回私は比較した結果WF-1000XM4に好印象を抱きましたが、何よりも私の好印象を裏付ける技術とスペックがあることに驚きました。良いものには理由があるんですね笑
イヤホン・ヘッドホンは人によって選ぶ基準が異なる商品だと思いますが、私と同じように良い音を聴きたいと思ってイヤホンを選ぶ方にはWF-1000XM4をオススメします!
映画を観るためなのか、音楽を聴くためなのか。静かな家で使うのか、騒がしい外で使うのか。使い道を思い描いて、購入商品を決めてみてはいかがでしょうか!