α7シリーズの新しい風となる「コンパクト」をコンセプトとしたモデル「α7C」が登場しました!
少し前には「高感度」を主軸とする久しぶりのSモデル「α7SⅢ」も登場し界隈は大騒ぎ!
そんな新しいフルサイズセンサー搭載の「α」、2モデルですが、共通点の一つに「バリアングル液晶を搭載」というこれまでのα7シリーズにはなかった特徴があります。
バリアングル液晶を採用する流れはα7シリーズだけのものなく、既に発売中のVLOGに特化したカメラ。VLOGCAM「ZV-1」にもバリアングル液晶が採用されており、そちらもユーザーからもの評判も好評です。
この記事ではどうしてバリアングル式を採用するカメラが増えているのか?そしてバリアングル式のメリット/デメリットについてお教えしていこうと思います!
この記事の目次
どうしてバリアングル式が増えてるの?
その理由はズバリ「動画撮影のため」です。
これまでのαシリーズやRXシリーズはチルト式を採用していました。
「α7C」や「α7SⅢ」は動画撮影を重視したフルサイズセンサー搭載モデル!
可動域が非常に広いのがバリアングル式の最大のメリット。
動画撮影時には自分の方にカメラを向け撮影することも多く「自撮り」のしやすいバリアングル式はとっても使いやすいんです。
バリアングル式のメリット/デメリット
メリット
- 角度の自由度が高く、自撮りが可能
- 縦位置でも角度の調整ができる
- 裏返しに収納すれば液晶面を保護できる
デメリット
- 2段階の操作が必要なので展開まで時間がかかる
- レンズの軸に対してモニターがズレるために視線もズレてしまう
バリアングル式の最大のメリットはその角度の自由度。
「α7C」の場合その可動域は横方向に176度、上方向180度、下方向90度
チルト式では難しい自撮りポジションでの撮影や縦位置での角度調整などもできるのが特徴です。
オマケ的なメリットとしては液晶面を裏側にして閉じることによってカメラを使わない時に液晶面を守ることができます。地味かもしれませんが安心ですよね。
デメリットとしては、横に開いてからさらにモニターの角度を調整する必要があるので完全に閉じたところから展開するには少し時間がかかりシャッターチャンスを逃す可能性があります。
もう一つのデメリットは光軸(レンズのセンター)から左にハズレてしまうというとこ。
モニターを使ってカメラを構えた際モニターの映像と撮影者の視点がズレてしまうのですこし調整に癖があります。
チルト式のメリット/デメリット
「α7Ⅲ」や「α7RⅣ」,APS-Cの「α6400」などに採用されている背面モニターの方式がチルト式
背面モニターを引き出すようにして上下に動かせるのが特徴です。
メリット
- モニターの角度を素早く変えることができる
- 正面にモニターがあるために光軸がズレにくい
デメリット
- 一部のものを除き縦位置での調整ができない
- バリアングル式と比較すると可動範囲が狭い
チルト式は素早く操作ができ、モニターを使ってフレーミングしている時でも光軸がズレない(ズレにくい)ので違和感なく撮影ができるところがメリット。
デメリットはモニターの可動範囲が狭く、自撮りポジションにできない機種も多いです。
また、映像撮影用のジンバルに載せた際にも干渉したりすることが多くあるので動画撮影メインの方には少し使いにくいかもしれません。
まとめ
このようにバリアングル式とチルト式ではそれぞれメリットデメリットが違います。
可動範囲が広く、自撮り他撮りを問わずモニターの角度を決められるバリアングル式は動画撮影に向いた方式といえるでしょう。
動画性能も重視している「α7C」や「α7SⅢ」にはまさにピッタリの方式でまさにユーザーが求めているモノだと言えるのではないでしょうか?
チルト式はバリアングルに比べると自由度は落ちます。
ですが素早い操作が可能でレンズの光軸とのズレも少ないことからチルト式は静止画を撮影する際には向いていると言えます。
最近の一眼ミラーレスには静止画性能だけでなく動画性能も求められる時代になってきました。
フルサイズセンサーを生かした暗所での撮影やキレイなボケはやはり一眼での動画撮影ならではのモノ
動画やVLOGに興味がある!トライしてみたい!という方にはバリアングル搭載のカメラがオススメです!
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