今年2020年のカメラグランプリが発表されました!
「カメラGPは」カメラ記者クラブ会員、加盟雑誌の編集長、選考委員などがによる選考によってその年度内に日本国内にて発売された製品の中で選考するというもの。
ソニーからは「α7RⅣ」と「SEL200600G」がその中の「大賞」と「レンズ賞」「あなたが選ぶベストカメラ賞」の三冠を受賞しました。
大賞はスチルカメラの中から最も優れた機種。
レンズ賞は同じく交換レンズの中から最も優れた1本が54人の選考委員によって選ばれる。
「あなたが選ぶベストカメラ賞」は一般のWeb公募によって選ばれるシステムとなっています。
大賞/あなたが選ぶベストカメラ賞
選考理由
フルサイズミラーレス機のα7シリーズの中でも高画素機Rの4代目のモデル。画素数は、有効約6100万画素になり、先代α7R IIIの有効約4240万画素から大幅にアップ。撮影画像は緻密で、画像をクロップしても十分に使える画質である。それでありながらも、AF/AE追従でメカシャッター時約10コマ/秒の高速連写が可能。像面位相差AFセンサーによる、オートフォーカスも高速で、瞳AFは正確で被写体の追従性もよい。高画素と動体撮影を高い次元で両立させている。また、大型化したグリップやボタンの機能変更、露出補正ダイヤルのロック機構など操作性、バッテリーの大型化など使い勝手も大きく改善されている。「フルサイズαの集大成的存在」、「現在のミラーレス機としては最も高い性能」「オールマイティーという言葉はこのカメラこそふさわしい」など多くの選考委員が評価した。同シリーズのα7R IIは2016年にカメラグランプリ大賞を受賞している。
レンズ賞
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
「SEL200600G」
選考理由
焦点距離200~600mmの超望遠ズームレンズ。同社のカメラと組み合わせて高速かつ静かでレスポンスのよいAFを実現。インナーズームによりズーミングしても全長が一定で重量バランスの変化が少ないのは、小型なミラーレス機用レンズとして使い勝手に寄与している。少ない回転角で操作できるズームリングなど操作性もよい。開放F値はF5.6-6.3であっても、電子ビューファインダーや同社のAFシステムでは問題にならない。光学式手ブレ補正を搭載し、小型・軽量で取り回しのいいレンズに仕上がっている。そうした使い勝手の良さに加え光学性能も高く、その性能やスペックに対して安価であることにも評価が集まった。テレコンバーターにも対応し、最大1200mmのレンズとして使える。現時点でのミラーレス用超望遠ズームの決定版ともいえ、モータースポーツはもちろんのこと、飛行機、野鳥の撮影などに重宝するレンズだ。東京五輪では、間違いなく「オリンピックレンズ」というべき存在になるだろう。