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 ▼ 『 クリエで残額確認!PEG-NZ90 』
 

 
今回は筆者が個人的に所有している"クリエ PEG-NZ90"をご紹介します。

スペックを見ると、

●Intel PXA250(200MHz) CPU搭載
●200万画素カメラ搭載
●無線通信"Bluetooth"搭載
●FeliCaリーダ搭載
●メモリースティックスロット搭載
●ハードウェアキーボード搭載
●コンパクトフラッシュ(CF)スロット搭載(通信専用)

と、「とにかく詰め込めるものは何でも詰め込みました」という印象です。
この何でもありなところが筆者のような人間の琴線に触れるところです。

ギミック満載な端末のため、手に持つとずっしり重くと感じます。
ワイシャツの胸ポケットに入れようと思えば入れられますが、あまり
お勧めはしません。かばんに入れておくのが一番いいでしょう。

このPEG-NZ90にはクロック周波数200MHzのCPUが搭載されています。
従来のクリエと比較すると、クロック周波数で3倍もの差があります。
(CPUの種類が違うので単純に3倍早いとは言えませんが…)
さすがにPalmOS(基本ソフト)の軽さとあいまって、きびきびと
軽快に動作します。

搭載されているカメラですが、本体の脇に着いているシャッターボタン
を押すと、撮影用のソフトウェアが起動するのですが、この起動時間が
どうにも遅いです。10秒くらいかかるのではないでしょうか?
この辺は是非改善してもらいたいものです。

さらに、CFスロット(※通信カード専用)が標準装備されていますので、
筆者は本田エレクトロンCF型PHSカード「AH-H401C」を挿してモバイル
インターネットをしています。

この「AH-H401C」は最高128kbpsの速度が出るわけですが、最近のADSL
などのブロードバンドと呼ばれる回線と比べると、かなり遅いので、
重たいページを見るのには不向きです。

ですので、筆者は電車で通勤している間にテキストデータ中心の掲示板
ですとかニュースのサイトを見るのに良く利用しています。

と、ここまで紹介してきましたが、このPEG-NZ90の最大の「売り」は
"FeliCa"リーダ搭載であることだと思います。

"FeliCa"とはソニーが開発した非接触ICカードの規格で、JR東日本の
"Suica"や電子マネーシステム"Edy"に利用されています。

PEG-NZ90には"SFCardViewer"と"EdyViewer"というソフトウェアが搭載
されています。

"SFCardViewer"を利用すると、"Suica"カードの残額と利用履歴が20件
表示されます。
※利用履歴を表示するには"SFCardViewer"のアップデートが必要です。
電車に乗る間際にさっと取り出して"Suica"の残額を確認するといった
用途に使えます。

同じく"EdyViewer"を利用すると、"Edy"カードの残額と利用履歴が表示
されます。

特に"EdyViewer"は履歴が保存できるところが最大の特徴です。
実は、パソコンにも"SFCardViewer"と"EdyViewer"というソフトウェアは
存在するのですが、パソコンの"SFCardViewer"と"EdyViewer"は今のところ
利用履歴が保存できません。ですが、このPEG-NZ90に搭載されている
"EdyViewer"は履歴が保存できます("SFCardViewer"では保存できません)。

ですので、"Edy"カードの利用履歴を保存しようとしたら、今のところ、
このPEG-NZ90を使うしかないのです。特に、"Edy"カードはカード内に
利用履歴は6件しか保存されていないので、パソコンの"EdyViewer"では
6件しか履歴が表示されません。したがって、この利用履歴保存機能は
"Edy"を頻繁に利用する人には必須と言えるでしょう。

筆者はこの"SFCardViewer"と"EdyViewer"だけで買う価値はあると思います。

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