一眼カメラを使って動画を撮っているユーザーのうちほとんどの方が映像から音声編集まで一人で行っているかと思います。
動画なので映像がもちろん一番重要なのですが、動画には音声もあります。
この音の問題はなかなか厄介で、「α」であれば内蔵のマイクでも録音はできるのですが音質は・・・イマイチ。
シューに固定して使うタイプのマイクがメジャーですが、コードが邪魔だったり、接触が悪くてノイズが乗ったり、指向性マイクと全指向性のマイクを場面によって切り替えなければなかったり・・・と一人で行うにはちょっと難しい部分もあります。
この記事でご紹介する「ECM-B1M」は「α」のために設計されたデジタル転送が可能なショットガンマイク。
MIシューにつけるだけで配線レスでカメラに音声を送れるうえに、指向性を三段階に変えれたり、なんとノイズキャンセリングに対応していたりと万能なんです!
ECM-B1Mの特徴
「ECM-B1M」はソニーの一眼シリーズ「α」のために設計されたショットガンマイクです。
全長99.3mmという小型サイズでありがなら鋭指向性を実現しています。
その理由はビームフォーミング式によるもの。
通常鋭指向性にするためにはマイクが左右離れたところに2つ必要なのですが、上部に設置された8つのマイクユニットに達するまでの微妙な音のズレから指向性を獲得。
デジタル処理によるビームフォーミングのいいところは全指向性のマイクとしても使えるところ!
そのため「ECM-B1M」は鋭指向性、単一指向性、全指向性の3つから指向性の切り替えが可能です!
他のマイクと大きく違う点は「ノイズカット」が使えるということ
ノイズカットにより、ほしい音だけを聞き取りやすく録音することが可能です。
また、風切り音や空調のノイズなどを低減するローカットフィルターも装備しています。
風吹かれノイズを低減するウィンドスクリーンも付属。
「マルチインターフェースシュー」よりデーター転送&給電を行うため、バッテリーや電池を必要としないのも大きな魅力!
「α7RⅣ」「α9Ⅱ」「α7SⅢ」「α7C」に装備されている「デジタルオーディオインターフェースシュー」を利用すればデジタル信号のままダイレクトに転送が可能。
AD、DA変換を挟まないためにより高音質な録音が可能となっています。
実際に試してみた!
「α7SⅢ」を使いテストしてみました!
テストの順番は
鋭指向性 NCなし→NCあり→ATT10dB→ATT20dB
単一指向性 NCなし→NCあり→ATT10dB→ATT20dB
全指向性 NCなし→NCあり→ATT10dB→ATT20dB
の順で行っています。
指向性そしてノイズカットの性能は非常に高くそれがリアルタイムのプレビューでわかるので、どんな場面でもどの機能を使うのかその場で判断のが非常に優秀。
カメラを外に向けながらの撮影の場合は全指向性で自分の声を入れたり、自分の音を入れないように単一指向性にしたり、被写体から出る音を重視したい場合は鋭指向性にしたりと非常に幅が広くとても使いやすいと思いました。
これだけ接続も簡単でサイズも小さく音もいいとなると弱点らしい弱点は値段くらいかもしれません(笑)
それでもオススメできる超優秀なカメラだと思いました。
ぜひ「α」を使って動画撮影を楽しみたいユーザーは試してみる価値あるんじゃないんですか?