今や定番の映像送受信ケーブルとなった「HDMI」
DVDプレイヤーやブルーレイレコーダー、ゲーム機など様々な機器の接続に利用されており、名前を知らなくとも「台形のヤツ」と言えばピンとくる方も多いのかと思います。
HDMIも登場から長く経ち、4Kや8Kに対応したハイスピードタイプのものも多く登場しており「4K対応」と書いてあるものであっても実はHDRには対応していなかったりとか・・・ちょっと複雑なんです。
そんなHDMIについてこの記事では解説していきたいと思います。
この記事の目次
HDMIの規格について
HDMIケーブルには3つの「カテゴリー」と4つ「ケーブルタイプ」それぞれの「バージョン」が存在します。
また、下位互換性が全てあるので速度の速いものを選べば全ての解像度に対応できます。
カテゴリー1
標準タイプのHDMIケーブルで、1080iまたは720pのビデオに対応しています。
バージョンは1.2となります。転送速度は2.25Gbps
DVDプレイヤーの高解像度やデジタル放送HDに対応したケーブルとなります。
ケーブルタイプとしては「スタンダードHDMIケーブル」という分類です。
また、デバイスネットワーク用の「イーサネット付き」のものも存在し接続している製品双方が対応している場合利用することができます。
カテゴリー2
ハイスピードHDMIケーブル及びプレミアムハイスピードHDMIケーブルが属しているカテゴリー2
バージョンは1.3/1.4(ハイスピード)及び2.0(プレミアムハイスピード)
転送速度はそれぞれ10.2Gbps/18Gbpsとなります。
高速HDMIケーブルは3Dや4Kなどの高度なディスプレイに適したケーブルとなります。
ブルーレイレコーダーなどの1080pのコンテンツを再生するためにはこのハイスピードモデルが必須となります。
プレミアムハイスピードモデルは4K60,HDRなどのウルトラHDの超高信頼モデルです。
最新の4K放送をレコーダーで撮った番組や4KウルトラHD対応ブルーレイを4Kテレビで再生するためにはプレミアム高速HDMIケーブル(18Gbps)が必要となります。
もちろんどちらにもイーサネット対応のものもあります。
カテゴリー3
超高速HDMIケーブルが属されるカテゴリー3
バージョンは2.1となり、48Gbpsものスピードに対応した規格です。
8K放送に対応した規格となっており、その名の通り超高速な転送速度を実現します。
残念ながら現在ソニーからはカテゴリー3にあたるHDMIケーブルは発売されていません。
4Kを楽しむのに必要なケーブルは?
4K放送に対応しているのはver1.4以上のハイスピードケーブルとなります。
ですが、ver1.4のHDMIケーブルでは4K/30fpsの画像までしか対応していないので最近では多い4K/60fpsの映像には対応していないのでオススメはできません。
プレミアムハイスピードモデルのver2.0では4K/60fpsかつHDR映像にも対応しており、フルで楽しむことができます。
長いケーブルは安定しない!?
実は5m以上の長いHDMIケーブルはあまりオススメできません。
HDMIケーブルは長くなれば長くなるほど信号が減衰しエラーが起こりやすく映像が映りにくくなる場合があります。
どうしても長さが必要な場合は光ファイバーを使ったものもあり、長距離にも対応しているのでそちらがオススメです!
ブルーレイレコーダーにオススメのケーブルは?
ブルーレイレコーダーにオススメのHDMIケーブルはver2.1の「超ハイスピードモデル」です。
4K60fpsに対応しており、HDR10+やearcにも対応しておりフルでその性能を発揮することができます。
ver2.0では一部機能が制限されるもののほとんどの場合では問題なく使えることが多いのでこだわりがなければ「プレミアムハイスピードモデル」のver2.0でも良いかと思います。
オススメのHDMIケーブル
プレミアムハイスピードモデルで4K60fpsに対応、ほとんどの環境で「丁度いい」HDMIケーブルです。