ここ最近の4Kテレビでちらほら見るようになった「IMAX Enhanced」という文字。
「IMAX」という単語は映画館とかでちらほら見たことあるけど「IMAX Enhanced」とはなんぞや?
と思っている方も多いかと思います。
この記事では映画がもっともっと楽しくなる「IMAX Enhanced」と4Kテレビの関係についてお話していきたいと思います!
映画好きなら一度は聞いたことある「IMAX」ってそもそも何??
まずは「IMAX」そのものをおさらいしましょう。
「IMAX」とはIMAX社が開発した通常よりも大きなサイズのフィルムで映像を記録・上映できる IMAXフォーマットという独自の規格です。
「IMAX」を超超簡単に言えば、「通常の映画館よりも映像音声共に高品質なフォーマット」ということ。
実際に劇場で見れる「IMAX」上映には複数の種類があります。
IMAXフィルム(70mm)フィルムを使うモノ
通常の映画をIMAXフィルムに変換する「IMAX DMR」というモノ
また、上映する劇場にも複数の規格があり
IMAXデジタル・シアター・システム
IMAXレーザー
IMAXレーザー/GTテクノロジー
など施設によっても差があります。
更に、IMAXレーザー/GTテクノロジー に対応した劇場ではアスペクト比が変わります。
通常2.35:1のシネマスコープに対し、GTテクノロジーでは1.43:1というかなり縦に広い画面を実現しています。
音響も12chサウンド・システムが標準でGTテクノロジーでは分散型12chサウンド・システムになり更にグレードアップしています。
おうち向けIMAX!「IMAX Enhanced」
「IMAX Enhanced」とは、自宅でIMAXが厳しく要求する性能基準をクリアした映像/音響機器/映像作品に与えられる認証システムです。
「IMAX Enhanced」は映像で有名なIMAX社と音響で知られるDTS社の共同開発によるライセンスプログラム。
4K HDRの画質、色彩、音質などそれぞれが要求する厳格な性能基準をクリアした製品にのみ与えられるライセンスです!
映画館のIMAXクオリティを家庭で体験できる唯一のプログラムというわけです。
実際に4Kテレビを買ったはいいものの、コンテンツがテレビに沿ったものでないとせっかくの4Kテレビが高画質だと感じることができなかったりのスペックを活かすことはできません。
「IMAX Enhanced」に対応したコンテンツであればそういった心配をすることなく充実した映像体験が楽しめるというわけですね。
ちなみに「1.43:1」のアスペクト比が「IMAX Enhanced」で楽しめるかどうか・・・ですが開発側の方針としては
どのようなアスペクト比で作品を提供するかは、スタジオとフィルムメーカーの判断次第です。ご存じだとは思いますが、1.43:1を採用する作品はクリストファー・ノーラン監督の映画など、ごく一部の作品に限られます。それに、1.43:1を16:9のディスプレイ画面でそのまま表示すると左右に大きな黒帯を付けることになり、イメージサイズが小さくなります。それよりは、1.90:1や1.78:1、または16:9のアスペクト比で、ディスプレイ全体をできる限り埋めることが重要と思います。
とのことで現状では優先順位の関係からフル尺での配信はないかもしれません。
ちょっと残念ですね。
対応テレビは?
現在「IMAX Enhanced」の認証を受けることができているテレビは実はそれほど多くありません。
複数のメーカーからプレミアムモデルに対して認証を受けていることが多く、その中でもソニー製4K テレビ「BRAVIA」は20/21年モデルの多くが「IMAX Enhanced」に対応しています!
21年モデル「BRAVIA XR」では
有機EL A90J/A80J
液晶 X95J/X90J
が「IMAX Enhanced」対応となっています。
対応コンテンツは?
「IMAX Enhanced」に対応したコンテンツを現状日本国内で見るには「TSUTAYA TV」または「BRAVIA XR」限定のサービス「BRAVIA CORE」を使って見る必要があります。
「IMAX Enhanced」の映画を見るのにオススメの配信サービスはなんといっても「BRAVIA CORE」です。
「BRAVIA CORE」は21年モデルの「IMAX Enhanced」対応機種であれば無料で2年間使うことができるBRAVIA専用の配信サービスで、かなり多くのコンテンツが「IMAX Enhanced」に対応しています。
最新映画10本が無料で見れるほか、見放題コンテンツも非常に多く、現在「IMAX Enhanced」コンテンツが充実しているサービスとなっています!
ビットレートも最大80Mbpsと配信サービスとして驚異的とも言える高画質を実現しています。
「BRAVIA CORE」は映画好きにとって非常に魅力的なコンテンツですので、コレ目当てで「BRAVIA」を選ぶのも十二分にアリだと思います。
「BRAVIA CORE」については別記事にて紹介していますのでぜひご覧下さい!
まとめ
「IMAX Enhanced」はまさにこれから増えていくコンテンツのフォーマットだと思っています。
実際問題として今現在ではコンテンツも多いとは言えず、見る方法も環境を揃えるにも少し苦労します。
ですが、そのコンテンツの質は家庭で体感できるものとしては非常に高く、とても価値のあるものだと思っています。
「IMAX Enhanced」で最高のおうち映画ライフを楽しみましょう!!
4K有機ELテレビ
A90Jシリーズ
83v/65v/55v
ソニーストア価格 385,000 円(税込)~
65v/55v/50v/43v