今や主流となったテレビの2つのパネル「液晶」と「有機EL」

有機ELモデルはフラグシップモデルとして最初は登場しました。昨年度ごろから価格もだんだんと下がってきており、4Kテレビを選ぶ際により魅力的な選択肢となっています。

先日2020年モデルが発表されたソニーの「BRAVIA」では有機ELモデルに小さめのサイズの48インチが新登場し、ヒット商品となるのではないかと予想されています!

今回は改めて有機ELテレビと液晶テレビの比較、そして選び方をご紹介していこうと思います。

※追記 2021年度版はこちら!!↓

比較表

有機EL液晶
バックライト自発光バックライト
コントラスト
視野角、応答性
最大輝度
音質

バックライト

テレビに限らずディスプレイには様々な光の出し方がありますが、「液晶」「有機EL」方式の違いは「自発光」するかしないかです。

液晶テレビはパネルの後側からライトで照らすというバックライト方式を採用していますが、それに対して有機ELは色のついた点そのものが発光しています。

コントラスト

有機ELの最大のメリットがコントラストです!

液晶ではバックライトを点灯させなければならない以上完全な黒を表示することは不可能です。

ですが自発光である有機ELは映像素子を完全にオフにすることで「完全な黒」を作り出せます。

簡単に言えば「黒が映える」ということ。これによって締まりのあるくっきりとした映像を楽しめます!

視野角・応答性

バックライトにより照らしている影響で「液晶テレビ」は視野角が狭まります。

それに対して有機ELは幅広い視野角でどこから見ても色再現性が高くキレイな映像を楽しめます。

応答性に関しても有機ELの方が優勢です!スポーツなどの動きのある映像でも残像感の少ない映像を映し出せます。

最大輝度

明るい場所でも映像を映し出すために必要なのが最大輝度

最大輝度はバックライトがある「液晶テレビ」が非常に有利で「有機ELテレビ」の最大の弱点。

「有機ELは暗いからダメ」というのはまた別の理由があって実は勘違いなのですが、間違いなく最大の明るさという点に関しては液晶の方が有利です!

昼間の明るいリビングなどで使う場合は液晶が良いでしょう。

ソニーの有機ELテレビの場合は「ピクセルコントラストブースター」という技術を使ってその弱点をカバーしていますが、絶対的な明るさはやはり液晶が上。

気になる方は必ず店頭などで確認することをオススメします。

音質

音に関しては「有機ELテレビ」の独壇場と言えるでしょう。

パネルの薄さを生かして画面そのものをスピーカーにできる技術によって、液晶テレビとはレベルの違う映像と音の一体感を味わうことができます!

有機ELの優れているところは

完全な黒を作り出せるのでコントラストが高い
視野角が広い
応答速度が高い
音質が良い

液晶の弱点は克服されてる???

ここまで読むと有機ELが良いように思えますが、液晶パネルが生まれてから現在まで様々な改良が行われてきたおかげで液晶の弱点は実は消えつつあります。

コントラスト

直下型LED部分駆動によって明るいシーンのLEDのみを部分駆動させたり

明るい部分に電力を集中させることによって最大の輝度をコントローラーしたりすることが最新のテレビでは可能になり、液晶でもハイコントラストの映像を作り出せます。

視野角・応答性

光学技術によって幅広い視野角を作り出す技術。

倍速駆動さらには黒フレーム挿入による残像軽減システムにより動きにも強く進化しています。

有機ELをオススメしたい人

「有機ELテレビ」は「スポーツ観戦」「映画」ユーザーそしてなによりも「画質」にこだわるユーザーにオススメしたいです。

映画館で上映されることが前提でできている映画は特に明暗の差が厳しく作られており、通常のモニターでは表現しきれないことが多いです。

しかし、スクリーンと同じ真っ黒を作り出せる有機ELテレビであれば同じような真っ黒の表現ができるので「有機ELテレビ」がオススメです。

部屋の明かりを暗めにすれば音響も合わさってまさにホームシアターばりの迫力の映像が楽しめることでしょう!

どうしても部屋に強い光が入る場合は液晶モデルを選ぶ方が無難と言えます。

日光などの強い光がテレビを置く部屋に入りやすい場合、最大輝度の低い有機ELでは日の光の反射でテレビが見にくくなってしまう可能性が高いので注意が必要です。

現在ではスマートフォンなどでも有機ELディスプレイの製品が多く存在し、有機ELならではの締まりのある映像に慣れている方も多いかと思います。

私もそのうちの一人なのですが新しくテレビを買うなら有機ELが良いです(笑)

「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」どっちを選ぶ・・・?

「有機ELテレビ」は、自発光方式のため素早い動きに追随したり、液晶のようなバックライトがない分、完全な深みのある黒色を再現できます。

スポーツ観戦や映画などを趣味にしている家庭には最適な上、どの角度からでも見やすく、目の負担などストレスが感じにくいので多人数の家族にもおすすめと言えるでしょう。

「液晶テレビ」も様々な新しい技術が増え弱点も克服されつつあり、少し前のモデルと比べてもかなり見え方に差があり進化し続けています!!

「液晶」だから...とか「有機EL」だから...ではなく一度見比べて見ることがとても大事になってきていると思います。

ぜひ、店頭やショールームに一度足を運んで見比べて見てください!その上で「有機EL」、「液晶」はそれぞれのメリットとデメリットを踏まえて、自分の生活パターンに合ったものを選んでいただきたければと思います。

4K有機ELテレビ
A90Jシリーズ

83v/65v/55v

ソニーストア価格 385,000 円(税込)~

発売日 【83インチ】7月10日 【65/55インチ】発売中

4K有機ELテレビ
A80Jシリーズ
77v/65v/55v
ソニーストア価格 308,000 円(税込)~
発売日 【77インチ】6月26日 【65/55インチ】6月12日

4K液晶テレビ
X95Jシリーズ
85v/75v/65v
ソニーストア価格 352,000 円(税込) ~
発売日 【85インチ】6月12日【75インチ】6月19日【65インチ】7月31日

4K液晶テレビ
X90Jシリーズ
75v/65v/55v/50v
ソニーストア価格 209,000 円(税込) ~
発売日【75インチ】5月22日【65/55/50インチ】発売中
75v/65v/55v/50v/43v
ソニーストア価格 165,000 円(税込) ~
発売日【全サイズ】6月19日

65v/55v/50v/43v

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