一眼カメラを買うとセットになっていることも多いパワーズームレンズ(電動ズームレンズ)
お手軽なズームレンズとして初心者に人気のレンズで初めて使うレンズがパワーズームレンズという方も多いのではないでしょうか?
電動でズームができるパワーズームレンズは操作も簡単でスムーズなズームができることもあり、あまりカメラに慣れてない方でも簡単に使うことができるのが特徴です。
初心者向けと言えるような軽量コンパクトなパワーズームレンズに加えて
実は中級者、ハイアマチュア・プロ向けのパワーズームレンズも多く存在します。
この記事ではパワーズームレンズのメリットとモデルによる違いを解説していきたいと思います!
この記事の目次
パワーズームレンズとは?
パワーズームレンズとは
「モーターの力を使ってズームイン/アウトができるズームレンズ」のこと
通常のズームレンズの場合ズームリングを手動で操作することになりますが、パワーズームレンズの場合はレンズのズームレバーまたはカメラ本体のズームレバーを操作すると焦点距離が変わる仕組みです。
パワーズームレンズのメリット
遠隔操作でのズーム操作
別売りのリモートコマンダーやシューティンググリップ
スマートフォンのアプリなどからズームの操作が可能です。
カメラ本体でのズーム操作
レンズのズームレバーだけでなく、カメラ本体のズームレバーを操作することによって直接レンズに触れることなく操作ができます。
一定速度でのズームイン/アウト
手動では難しい一定速度でのズームイン/ズームアウトもパワーズームレンズであれば簡単にできます。
ズーム速度はレバーを倒す速度で変えることができ、カメラ本体の設定によってより遅くしたり速くしたりと自由にコントロールすることが可能です。
レンズの電動格納が可能
一部のパワーズームレンズにはレンズの格納機能がついており、電源オフ時はよりコンパクトに
持ち運ぶ際にかさばらず、快適です
パワーズームレンズのデメリット
素早いズームイン/アウトが苦手
パワーズームレンズは瞬時に焦点距離を変えることが操作上難しいです。
いざという時に素早くズームすることが難しいのでシャッターチャンスを逃してしまう可能性があります。
モーター音が気になる場合がある
レンズのモデルによっては「ジーッ」というようなモーターの動作する音がする可能性があります。
場合によっては動画撮影時に動作音が入ってしまう可能性があります。
一度電源を切ってしまうと焦点距離が変わる場合がある
レンズを格納するモデルの場合は一度電源オフしたのちに再度電源オンにすると広角側に焦点距離が変わってしまいます。
気になる方は焦点距離が変わらないインナーズーム・インナーフォーカスのモデルをオススメします。
デメリットは克服しつつある!?
最新のモデルではパワーズームレンズの弱点は実は克服しつつあります。
例えば最新モデル「SELP1535G」では最新のリニアモーターをズーム用に4基搭載しハイレスポンスなズーム操作が可能です。
動画撮影時のモーター音もほぼ無音でマイクに音が入ることはありません。
インナーズームモデルですから、焦点距離が変わることもありません!
オススメモデル紹介
SELP1650
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
「パワーズームレンズキット」として「α6400」等にも付属してくるレンズ
換算24mm~75mmの標準レンズで電源オフ時には収納される設計です。
価格もソニーストア価格 35,409円(税込)と非常にお安く初めてのレンズにもオススメの一本です。
SELP18105G
E PZ 18-105mm F4 G OSS
換算27mmの広角から157mmの望遠まで対応するパワーズームレンズ「SELP18105G」
F4通しの設計で扱いやすく、かなり広い幅の焦点距離をカバーできる万能レンズです。
全域での解像力とコントラストにこだわった「Gレンズ」ながらもソニーストア価格62,647円(税込)のお買い得価格!
キットレンズよりも質の良い万能レンズを探している方、動画撮影でパワーズームレンズを使ってみたい方にオススメのレンズです!
SELP1635G
FE PZ 16-35mm F4 G
フルサイズ対応 16mm~35mmの超広角~広角に対応するパワーズームレンズ「SELP1635G」
最新の設計で作られたパワーズームレンズで動画撮影はもちろんのこと、優れた光学設計で写真撮影時も優れた解像性能とボケを実現します。
世界最軽量の約353gのコンパクト設計。
ハイレスポンスでなめらかな最新モーターXDリニアモーターをズーム用に4基搭載し素早い操作が可能となっています。