高速AF+600mmの超望遠レンズを備えたソニーのコンパクトデジタルカメラ「RX10 Ⅳ」
1.0インチの大型センサーを採用、レンズは固定式の24-600mm F2.8-4(静止画3:2時)という贅沢仕様のZEISSレンズを装備した「RX10」シリーズの最新モデル。
一体型だからこそ同価格帯の一眼レフやミラーレスよりも高いコストパフォーマンスを実現している商品です。
一眼カメラのような見た目をしている「RX10 Ⅳ」ですが、これも「RX」名前がついてるように、れっきとしたボディ,レンズ一体型のコンデジです。
こういったカメラは「ネオ一眼」と言われるもので。「カメラ」と聞いてまず連想される一眼カメラに見た目は近いもの、実はコンパクトデジタルカメラと一眼ミラーレスのいいとこ取りのようなカメラ!
性能は一般的な一眼カメラ以上!?と言えるほどに素晴らしい機能をこの「RX10 Ⅳ」は持ち合わせています!
このカメラのポイントは
- 24-600mmのZEISS製、超望遠レンズ搭載 F2.4-4
- 24コマ/秒の高速撮影性能
- 手ブレ補正4.5段で手持ちにも対応
- 安定した電動ズームにより4K動画撮影も得意
「超」がつくほどの万能カメラであることはもちろん。
ちょっと想像してみて下さい。
一眼カメラ+600mmF4の望遠レンズを持ち歩くことがあなたはできますか?
「RX10 Ⅳ」はそれを片手持ちで実現でき、一眼カメラと比べると非常にコンパクトだと断言できます!
まさに場所を選ばずに広角から超望遠まで一つのボディに収める「RX10 Ⅳ」は望遠が活躍する状況に特化したカメラというわけではなく、ストリートスナップから本格的な野鳥撮影までどんな場所でも写真を楽しめるカメラに仕上がっています。
とはいえ、カメラのイチバンの魅力は、600mmズーム&高速AF。
まさに、「RX10 Ⅳ」をオススメしたいユーザーは飛行機、車バイク、鉄道などの乗り物系、そしてスタジアムや海上など望遠が必要なスポーツを撮影する方、そして動物瞳AFにも対応したことから野鳥動物にも新しく対応し非常に幅広く、様々な方にオススメできるカメラに進化したと言えます。
ソニーストア価格は189,880 円+税
APS-Cの一眼ミラーレスとズームレンズキットを購入したならば大体同じくらいになるかと思いますがそれでも「RX10 Ⅳ」はコストパフォーマンスに優れた素晴らしいカメラだと思います。
だってツァイスの600mmF4ズームレンズを買ったらいったいいくらになるのか想像してみて下さい。
非常にお買い得なのがよくわかるのではないかと思います。
外観
デザインは前モデル「RX10 Ⅲ」と大きく変わらずコンデジとしては大きめ、一眼としては小さい。といったサイズ感。
個人的には小さい「RX100」シリーズより非常に操作がしやすくある程度「α」に慣れてしまった私には非常に扱いやすいです。
正面から見るとレンズの存在感がとっても目立ちますね。
搭載されているレンズのスペックは「24-600mm F2.8-4」となっておりそのスペックを考えるとやはり一体型でなければ不可能な数値と言えるのではないでしょうか。
レンズにはリングは3つあり、手前から絞り、ズーム、フォーカスとなっています。
下側にはカスタマイズ可能なフォーカス固定ボタン、レンジ切り替えスイッチ、フォーカス切り替えボタンがあります。
DMFを使えばAF後にMFで微調整が可能です。
フォーカス切り替えボタンがこの位置にあるのは面白いですね
ボディ上部にはモードダイヤルやカスタムボタン、露出補正ダイヤル、そしてサブ液晶があります。
グリップ部分も非常に深く持ちやすい設計となってます。
左側には各種端子類。動画撮影時に便利なヘッドホン,マイクジャックも備えています。
ちょっと癖のあるSDカードスロット、ツメが深めで少し開けにくいですが開いた後はバネの力で保持してくれるので閉めるのはラクラクです。
24mm(最もワイドな時)
最大ズーム時の600mm
焦点距離は画面上やサブ液晶に表示されることはもちろんレンズ上でも大体の焦点距離がひと目でわかるようになっています。
実写
ズーム
ツァイス バリオ・ゾナーT* 24-600mm F2.4-4.0の大口径高倍率ズームレンズを装着している「RX10 Ⅳ」は広角から超望遠まで対応しているのが特徴。
広角の24mmと最望遠の600mmの比較をしてみました!
ツァイスらしいヌケの良い色と解像度でまさに「高画質」な絵作り!
レンズ交換式カメラであれば通常3本以上の大口径交換レンズが必要なところを単体で賄うだけあってその倍率は圧倒的です!
スピード
24コマ/秒の連写性能とAF追従性能を見るために連写highにて走る電車を撮影してみました。
ロックオンAFによる追従を生かして撮影してみましたが連写速度がとても高いために理想の構図を逃すことはまずありません。
ブラックアウトフリーなのでモニターまたはファインダーを覗きながらバリバリ連写しながら撮影することができるのでストレスもフリーです!
今回は逆光が強かったからか少しロックオンが甘くなり、AFが迷う場面もありましたが大きく外すことはなかったので十分かと思います。