フルサイズ対応の超広角単焦点レンズでありながら、小型軽量の新レンズ「SEL20F18G」
いままで少なかったフルサイズ対応の広角レンズのラインナップに20mmという超広角な焦点距離のGレンズが登場、そして小さくて高性能でお手頃ということで、αユーザーの中で話題となっている新レンズです。
コロナウイルスの影響で中止になってしまったCP+で発表予定だった。ということも大きいと思います。
これまで超広角と言われるレンズは数が少なく、特にα7シリーズなどで使えるフルサイズセンサー対応のレンズはかなり限定されていました。
それもなぜかと言うと、広角レンズはその焦点距離の性質上レンズのサイズが大きくなりがちでなおかつその大きくのためにコストが大きくなるので値段も高くなってしまう・・・という悪循環があってなかなかその使い勝手とコストからユーザー側も手を出しにくかったんです。
特にミラーのある一眼レフでは構造上大きく、高額になってしまうのは仕方ありませんでした。
ミラーレスだからこその小型軽量を活かし、なおかつお手頃な価格の「SEL20F18G」はまさに広角レンズを使ってみたいと思っている方にとってベストチョイスと言えますね!
「SEL20F18G」はGレンズ初の絞りリング付きとなっており、ファインダーを覗いて構えた状態でも絞りをかんたんに変えることができます。
絞り側最大の隣の「A」はオートモードとなっており、カスタムボタンとしても使えるフォーカスロックボタンや動画撮影時にも役立つ、絞りリングのクリックON/OFFスイッチ(絞り変更時のカチカチ感の有無の切り替え)、AFの切り替えスイッチが搭載されています。
最短撮影距離0.19m(AF時)まで寄ることができ、比較的ボケが作りにくい広角レンズでもF1.8の開放値と合わさって被写体を浮き上がらせ印象的な撮影ができます。
MF時には0.18mまでピントが合うので更に幅を広げることも可能です。
サイズ感はまさにボディにピッタリで「コレで本当に20mm??」と思ってしまうほど。
動画撮影時にも小型軽量設計のため全体のバランスが崩れることなく楽に手持ちができます。
20mmは歪みすぎない焦点距離で広範囲を写せるため手持ちの撮影であれば35mmや24mmよりも20mmがオススメです!
広角単焦点は万能?ボディ側のズームを使えばこんなことも!
ボディのズーム、そしてAPS-Cクロップを使えばこんなこともできます。
20mmのレンズである「SEL20F18G」が40mmや60mmのレンズとして使うことができちゃいます!
APS-Cクロップであれば焦点距離換算1.5倍、全画素超解像ズームを利用すればほぼ二倍の焦点距離のレンズとして利用することができます。
焦点距離20mmの「SEL2018G」であれば最大60mmのレンズとして利用することができるということになります!
APS-Cクロップの弱点として使える画素数が減ります。(画質的に有利になる場合もあります)
機能はすべてフルサイズ使用時と変わりませんので非常に便利です。
解像感を保ったまま約2倍までズームできるのが全画素超解像ズーム。
ソニー独自開発の全画素超解像技術を利用して、写真を構成しているすべての画素を解析し、画質劣化の少ない画像処理により拡大します。
デジタルズームは4倍まで可能ですが、全画素超解像ズームが使えるのは2倍までとなります。
このズーム機能は凄くて、フルサイズで撮った写真をトリミングするより全画素超解像ズームをつかって予め撮影時にズームするほうが画質は有利になります!
弱点は[オートフォーカスエリア]の設定は無効になり、中央付近を優先したAF動作になります。 オートフォーカスエリア枠は点線で表示されます。
瞳AFやトラッキングAFなどは使えなくなってしまうので注意が必要です。
コンパクトでスナップから風景、夜景、星空などの撮影がこのサイズで楽しめる「SEL20F18G」
フルサイズで20mmですからボケ表現からパンフォーカスまでマルチに活躍できるレンズになること間違いなしです!
このレンズを持って旅フォトしてみたいな~と思ったので機会があれば色々なシチュエーションで試してみようと思います!
「FE 20mm F1.8G | SEL20F18G」は3/13に発売予定で、予約受付中です!
ソニーストア価格 116,273 円+税