首にかけて「ながら」で使えるワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」が発売となります!
テレビでも話題となったネックバンドスピーカー「SRS-WS1」の兄弟機で最新機種です!
この「SRS-NB10」が通常のイヤホンやヘッドホンと大きく違う点は、耳を直接塞がないので周りの音が聴こえるところ。
音楽やテレビを「ながら」作業したい方は必見です!
この記事の目次
商品紹介
改めて先日、耳をふさがない形状と軽量ボディが売りのSRS-NB10 発売発売間近となりました。
見た目はこんな感じで、首にフィットするデザインになってます。
人間工学に基づいて作られているので、長時間つけていても疲れない仕様になっているみたいです。
今回は公式サイト上で謳われているこれらの性能についても、実際に使用して検証していきます!
- 一日中使える快適さ
- フルレンジスピーカーユニット/パッシブラジエーター搭載 高音質スピーカー
- 高精度ボイスピックアップテクノロジー使用 高性能マイク
- ロングバッテリー・急速充電
機材説明
ボタン配置
はじめに、首に掛けたとき左側に見えるのがこのボタン。
この部分では音量、曲送り/曲戻し、再生/停止 を操作することができるようになっています。
具体的な操作方法は以下の通り!
① プラスマイナス(+/-)ボタンで音量操作
② 真ん中の細長く突き出ているボタンを1回押すことで再生/停止
③ 真ん中の細長く突き出ているボタンを2回押すことで曲送り
④ 真ん中の細長く突き出ているボタンを3回押すことで曲戻し
一方で、首に掛けたとき右側に見えるのがこちらのボタン。
この部分では電源オンオフ切替、マイクオンオフ切替、Bluetooth接続 を操作することができるようになっています。
また、ボタン部分の上にある充電ケーブル接続口はType-C となっています。
ペアリング方法
ペアリングを試してみましたが、以下の通りに行うタイプのようです!
① 電源ボタンを長押しすると「(ピッ)電源が入りました」と喋りますね。(隣にある黒い●が青く点滅しはじめる!)
② そのまま電源ボタンを押し続けると「(ピポッ)Bluetooth、ペアリングモード」って喋ります。(青いランプの点滅スピードが速くなる!)
③ 電源ボタンから手を放しましょう。携帯やカーナビ等からBluetooth設定画面を開いて、新規デバイスの追加を押せばSRS-NB10と出てくるはずです。
③ ペアリングが完了すると「Bluetooth、接続しました」って伝えてくれます。
上に書いてある通り、一般的なワイヤレスイヤホンと接続方法・操作方法は同じみたいですね。
音楽を聴いてみた
聴こえ方
正直ネックスピーカーって音を出すスピーカー部分は耳から離れた位置にありますし「下の方で音鳴ってんな~」くらいに感じるものだと思っていたんですが、、、
このSRS-NB10は私の予想よりかなり近い距離で、耳元というよりは「自分の近く」で音楽を楽しめると感じました。
正直私は今回はじめて試してみて、良い鳴り方に相当驚いています笑
しかし、その一方で気になる点もいくつかありました!
①音質の良さを求めて買うのは危険?
- 使い勝手の良さを追求した商品なので、音質自体は正直良くない。
- 通話音声はラジオで聴く声に近い感じ。英会話学習等だと聞き間違いが多そう!
- フルレンジスピーカーユニット/パッシブラジエーター搭載 とはいえ、音質を追求するタイプのスピーカーには勝てないのが率直なところ。
②通話時は大音量出力が必要!
- 通話するときは、かなり大音量のボリュームを出さないと声が聞こえなかった。
- 実際にVAIOを使って試したところスピーカー音量はMAX、PC音量は80/100の出力が必要だった。
③首を振ると音量バランスが崩れる
- 左右1つずつスピーカーがついているので、左右に首を振ると音量バランスが崩れる!
- 「綺麗な音を聴きたい」「音質の良い音を楽しみたい」という方はしっかりと耳を塞ぐヘッドホン、耳に入れるイヤホンを購入した方がよいでしょう!
このように悪いところもいくつか感じましたが、メリットは凄まじく
自分だけの空間、パーソナルスペースって言うんですかね、その中で音の鳴りを感じることが出来たのは非常に感動的でした。
音漏れ
性質上仕方ないのですが、しっかり装着している本人が聴こえる音量で流した場合かなり音が漏れます。
周りに人が多いカフェや大学、オフィスの共有スペースでは使いづらいと思いますね。
ただ反対に、相当小さい音量で流しても音が聴こえます。
iPhoneの場合(比較的静かな環境であれば)音量ボタンを使って下から4段階目の音量で、不自由なく音が聴こえます。
音を出しても問題ない環境、一人の空間で使う分には最高だと思いました!笑
使い心地(首部分の広がり方)
下の写真のように、首部分に掛けるデザインになっています。
使っていて感じたことはこんな感じ↓↓
- とにかく軽い、付けていることを忘れるくらい軽い。
- 鎖骨周辺、首の骨に当たって痛くなることはない。
- ボタンに手が届きづらく、目で見えないので慣れるまでは操作に手間を感じそう。(右手で左側ボタン、左手で右側ボタンを操作すると手首が痛くない!!!)
- 縦揺れに弱く、たとえば走ったりするとスピーカーが鎖骨に当たって痛いので運動向きではないと感じた!
気になるコーデック
SRS-NB10は、AAC/SBCのコーデック対応機器となっています。
aptXは非対応なので、Androidとペアリングをして音楽を流したり、通話をしたりすると自動的にSBC音質で音が流れます。
そこでiPhone、Android、BRAVIAの3種類とペアリングして音質の差を確かめてみたところ、以下のように感じました。
- iPhoneとAndroidとの間に、大きな音質の差は感じなかった。
- テレビと接続した時は人の「話し声」を聴くことになるが、テレビ本体から出る音よりも少し迫力が減ったように感じた。
※今回使用したデバイスは iPhoneX、Xperia10Ⅱ、BRAVIA KJ-65A80Jの3種類。
「BRAVIA」と「SRS-NB10」の組み合わせはとても魅力的に感じました!
テレビの前に座って見ている時だけではなく、テレビの音を聞きながら家事をしたり、料理をしたりする時にも活躍できそうです!
通話をしてみた
優秀すぎるマイク性能
今回はTeamsを使って、実際に通話をしてみました。
感想としては、、、
- マスク越しでも何を話しているか良く分かる。
- 人の声を優先的に拾うみたい。間近で大音量の音楽が流れていてもお構いなし、話し声が何よりも優先される!
- 人が喋ると音楽が消えて、喋るのをやめると音楽が聴こえ始めるといった感じ。
- 急なカフェ会議もBGMを拾わないので、ノイズを相手に届けなくて済む!
- 「高精度ボイスピックアップテクノロジー」使用と言われても大きく納得できるほど、音声の明瞭さを感じた。
通話のスムーズさ
- 音声のタイムラグは0.5秒もないくらい。
- 一般的な携帯電話に劣ることはなく、スピーカーに繋いだせいで遅れて聞こえることはなかった。
- 話した声はクリアに相手へ届く。「今何て言った?」と聞かれることはなさそう!
- 通話時にスピーカーとしてSRS-NB10を使う場合、電話相手の通話環境によっては相手の声を聞き取りづらいこともあるだろうな、というのが正直な感想。最大音量が限られていて、大きめの音を出さないと聴こえない。
長時間使用への適性
試しに6時間(12:00~18:00)肩に掛け続けてみた。
- 痛みはなく、肩が凝ったり疲れを感じたりすることはなかった。
- 相当軽いので、長時間使用することでつけていること自体を忘れてしまう瞬間が冗談抜きで何度かあった。笑
バッテリーに関しても ①一度の充電で20時間再生 ②10分充電で20分再生 が可能なので、長時間使用する上でも問題ないと感じました!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「解像度の高い綺麗な音をゆったり聴く」というよりは「〇〇をしながら音楽を聴く」といった用途に向いているスピーカーだと思います!
カフェや大学ホワイエのように周りに人がいる環境では使いづらい商品ですが、「散歩をしながら」「料理をしながら」と片手間に音楽を聴いてみるにはうってつけの商品ですね。
また、マイク品質も想像以上でテレワーク時にも活躍してくれそうです!
思っているより一段上の「生活の質」を提供してくれるネックバンドスピーカー、一度手に取って試してみてはいかがでしょうか。