今回は、イヤホンを買うとよく付属でついてくる小っちゃいゴム部品「イヤーピース」をご紹介しようと思います!
相性検証するのは大人気の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」
イヤーピースを変えるとイヤホンが落ちなくなるようになるのはもちろん、思ったより結構音質が変わります。
「もう少し低音があればなぁ…」「遮音性がもう少し高ければなぁ…」といった悩みは、イヤーピースを変えることで解決するんです!
この記事の目次
そもそもイヤーピースって?
イヤーピースとは、イヤホンの先っちょに付いている小さいゴムのような部分のこと。
イヤホンと耳の間にあるスペースを埋めて周りの音を遮ることで、音楽プレーヤーから出る音を漏れなく伝えてくれています。
サイズはS/M/L、材質はシリコンやウレタンなどさまざまあって、好みで変えられるようになっています。
先端を変えたぐらいで音が変わるか?とお思いの方も多いと思いますが、「吸音材」なんてものがこの世に存在するように、材質次第で音の伝わり方は変わるんです。
音質を左右するポイントは以下の通り!
- 素材
- サイズ
- 口径の広さ
- 厚み
今やイヤーピースのバリエーションは豊富で、この4つのポイントを変えながら聴き比べをしてみると、結構音が変わるものなんですよ...!
私も正直今回試すまでイヤーピースをナメてましたが、試してみて驚きました。だからこそ「嘘だろぉ」って思う方も是非一度!最後までチェックしてみて下さい。
イヤーピースの種類
では一体、どんな種類のイヤーピースがあるのか?
イヤーピースは大きく分けて「シリコンタイプ」と「フォームタイプ」の2種類に分けられます。
シリコンタイプ
購入時、最初に付いている付属品の多くがこのタイプ!
長持ちするし、水洗いできるのが特徴ですね。(まぁ水洗いなんて大半の人はしないでしょうけれど…笑)
ただ密閉感が弱い点と、人によってはすぐ落ちてしまうなんてこともあるかと思います。
フォームタイプ
少し材質が違う点に気付きますでしょうか…!
こちらのフォームタイプについては、付属品で付いていることは少ないでしょう。
低反発素材で「くしゃっ」とできるタイプ。イヤーピースを押しつぶしてから耳に入れると、耳の中で元の形に膨らんでぴったりフィットしてくれるんです。
こちらのタイプは低反発素材が遮音性を増し、高周波の音を吸収することで低音が強化されます。
使用レビュー:4種類を試してみた
今回は違う種類のイヤーピースを4タイプ用意して、付け替えながら聴き比べてみました!
用意したのはこちら!今回はソニーの最新完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000XM4を使って音質の変化、着け心地の変化を書いていきます。
せっかくなので純正イヤーピースとの差も書いてみようと思います!
WF-1000XM4 純正イヤーピース
見た目はこんな感じ。フォームタイプ特有の低反発性を感じます!が、耳の奥まで入り切らない感じがします。
良く言えばフラットな音質を届けてくれますが、物足りなさを感じるのもまた事実かなと感じました!
ポップスを聴く方にはオススメできますが、クラシックやロック・EDMなどこだわった音楽を聴かれる方にはイヤーピース変更をオススメします!
ウォームとシリコンのいいとこ取りを目指してる感じの作りが特徴。
フィット感が合えばスゴく良いと思う。
AZLA SednaEarFit XELASTEC
見た目はこんな感じ。
こちらは耳に入れると、人の体温で徐々に軟化するイヤーピース。ゴムに近いエラストマーという素材を使っていて「吸い付くような極上のフィット感」と謳われています。
試した感じ、遮音性が最高。着け心地がとにかく良くて、音質面では圧倒的な迫力の増しを感じます。
シリコンタイプながらも圧倒的な装着感。
迫力が増す感じで高音から低音までバランスも◎
Spinfit CP360
見た目はこんな感じ。少し目立ちますね。
漏れなく音が届く感じがして、グルーヴ感がとても良いです。
耳の奥までしっかり入るデザインなので低音の音圧も十分で、弦の擦るような音・ボーカルの息遣いといった中音域のリアルさを十分に感じました。
名前の通り「スピン」させると奥までしっかりと入り安心感もGood
個人的には高音域が強化されて音が近くなった感じが好きです。
final TYPE E
見た目はこんな漢字、ごく一般的なシリコンイヤーチップですね。
高音の抜けが良くて、付属品に比べピアノの音質(解像度)が上がったと感じました。
ただ、フィット感はそこまで良くないので耳に届く音の総量が少ない感じがして、迫力に欠けるのも感想の一つでした!
つけ心地は‘いい意味“で普通
初めての交換イヤーピースでも違和感なく付け替えられます。
全てがハイスタンダードに仕上がっていてグレードアップにオススメ
COMPLY TrueGrip TG-200
最後はこちらのCOMPLY!見た目はこんな感じ。
フォームタイプのイヤーチップは正直、人を選ぶかなと思いました。好きな人は凄くハマると思うんですが、少しだけ耳の中でカサカサするような感覚があるので注意です!
ただ、さすがフォームタイプというだけあって密閉性はナンバーワン、低音の響きが増します。とにかくベースブースターのイヤーピースだと言っていいでしょう笑
ワイヤレス向けのコンプライは初めてだったのですが、コンプライらしさは健在。
最大の売りである遮音性と低音は今回試した中でもずば抜けていました。
クラブ系の音楽をよく聞く方にぜひオススメしたいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回私が試した4種類の中では正直、AZLA SednaEarFit XELASTECが優勝でした。
個人的に私は遮音性を気にするタイプなので、特に密閉性が高かったこのモデルを好きになってしまいました笑
遮音性が高いということはそれだけ漏らさず音を届けてくれるということなので、やはり自動的に音質も良くなってくるものなんだな…と今回聴き比べをしてみて実感しています!
また余談ですが、私はイヤーピースをきっかけに左右の耳の穴が違う大きさだという事実を知りました。
面白いことを知るきっかけにもなるかもしれません、純正品に満足せず、一度自分にあったイヤーピースを試してみてはいかがでしょうか!