今年大人気となったワイヤレスヘッドホンといえばこの2つですよね!
そう。「WH-1000XM3」と「WF-1000XM3」のノイズキャンセリング兄弟です。
どちらも「QN1」、「QN1e」という新開発のプロセッサーを搭載し、最初に登場したオーバーヘッドヘッドホンの「WH-1000XM3」に続きトゥルーワイヤレスインナーイヤーヘッドホンの「WF-1000XM3」が登場しました。
そんな2つのヘッドホン、どっちが良いのか?という疑問が生まれたので、この機会に徹底的に2つの製品を比べてみたいと思います!
ヘッドホン「WH-1000XM3」の特徴
「WH-1000XM3」のみの大きな特徴
新しくなったノイズキャンセリングプロセッサー
ソニー独自開発の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」を搭載し、従来製品に比べ(4倍もの)高い処理能力でノイズキャンセリング効果を更に強化します。
更に、「QN1」内部にDAC及びアンプを内蔵しており32bitの高音質な処理を行うことによってワイヤレスにおいても高音質を実現しています
高音質を実現する[LDAC]コーデック
[LDAC]コーデックに対応しているため、最大990kbpsでデーターの受信が可能なのでハイレゾ相当の高音質を楽しむことができます。
ハイレゾ以外の音源データーを使用した場合でも[DSEE HX]によるアップスケーリングでハイレゾ相当へと音質を強化します。
NCオプティマイザー
ヘッドホン装着後にNCボタンを長押しすると試験信号音を再生し、装着時の個人差(髪型、メガネの有無、装着ズレなど)を数秒で検出。ユーザー一人ひとりに合わせてノイズキャンセリング特性を最適化します。また、ヘッドホンに搭載されている気圧センサーにより、飛行機に搭乗中など気圧の変化に対してもノイズキャンセリングを最適化。これによりユーザーのあらゆる装着状態の差分や、使用環境によるノイズキャンセリング性能を存分に発揮しきれないということをなくし、理想的なノイズキャンセリング効果を提供します。
トゥルーワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」の特徴
「WF-1000XM3」のみの大きな特徴
WH-1000XM3に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」と共通の技術を使い、完全ワイヤレス向けにソニーが独自開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」を搭載。省電力ながら高性能なノイズキャンセリング処理を可能にしたことで、さまざまな環境においてもノイズを気にせず、こだわりの高音質に浸ることができます。
「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」に内蔵のDACとアンプにより完全ワイヤレスでも高音質を楽しめる
「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」は、ヘッドホンの音質にも大きく寄与しています。ポータブル向けとして最高クラスのS/N比と低歪な特性を持つD/A変換回路およびヘッドホンアンプを内蔵しているだけでなく、24bitのオーディオ信号処理を行うことで、音質の向上を実現しました。
本体の左右側それぞれがプレーヤーからのBluetooth信号を同時に伝送することで、接続安定性が大幅に向上しました。また、Bluetoothのアンテナ構造を最適化したことも、接続安定性向上に寄与しています。
共通する特徴
1.超強力なノイズキャンセリング性能
なんといってもこの2つの製品の最大の特徴はこの超強力な「ノイズキャンセリング」です。
ノイズキャンセリングというのは周りの余計な音をマイクで拾い、逆相違の音の音を当てて打ち消すというシステムなのですが、逆相違の音を正確に計算するには、高いプロセッサーの能力が不可欠です。
実際のノイズキャンセリングの能力を比べてみると「WH-1000XM3」に軍配が上がります。大きさ一つとってもお兄さんですからねそりゃそうなんですけども。
しかし、実際に使っていると場合によっては「WF-1000XM3」の方がノイズは少ない場合もあったりするんです。
なんでかと言うと、カナル型のイヤホンはそれ単体でも十分な遮音性能を持っているのでノイズが入ってきにくくなっています。とはいえその上でもノイズは入ってきてしまうのでそこをノイズキャンセリングで消しているというわけです。
この「遮音性」という言葉、オーディオ界隈ではとても聞き慣れた単語でいかに他の余計な音をシャットアウトできるか否かが一つのイヤホンの性能になるんですが「WF-1000XM3」はそれそのものがそれなりに遮音性能のある作りになっています。
もちろんイヤーピースをちゃんと自分にあったものにした場合です!
そのため個人的にはそれほどの差はないのかなと思っています。ただ、装着してそれで終わりの兄貴分の「WH-1000XM3」の方がつけ心地を含めると快適なのは間違いありません。
余談ですが、私用の「WF-1000XM3」はクリスタルチップスのMコアがベストという結論に至りました。
ウォームチップの中でも高音が犠牲にならない素晴らしいイヤーピースです。ご参考までに・・・笑
2.簡単タッチ操作
どちらのモデルもタッチ操作が可能です。
「WH-1000XM3」は右ハウジング部にタッチセンサーが、「WF-1000XM3」は左右共にタッチセンサーが搭載されています。
「WH-1000XM3」には物理ボタンもありますから単体でできる操作自体は兄貴分の「WH」のほうが優れています。
機能差のある所は「WF-1000XM3」はボリュームコントロールが単体ではできない点です。
少し気になる点といえば気になる点ですがそれほど気にならない人も多いのではないでしょうか?
スライドによるコントロールもダブルタップによるコントロールも慣れてしまえばミスすることもなく便利なもので操作性には不満に思うことはないと思います。
3. 【DSEE HX】によるアップスケーリング機能
どちらのモデルもハイレゾ相当にアップコンバート機能する【DSEE HX】という独自の機能がついています。
さっくり言えばどちらのモデルも高音質には抜かりないということです。かなりさっくり言うと、、、ですが笑
音質自体はどちらもクラス最高レベルだということ、そしてこのアップスケーリングは「Spotify」や「AppleMusic」などの配信系サービスでも使えるということです。
スマホで聞くことが前提の今のワイヤレス製品でハイレゾ音源を持ち歩く方はそれほど多くないと思います。実に理にかなった機能ですね!
ただ、「WH-1000XM3」をLDACで使用していると【DSEE HX】は使えません。
ハイレゾがワイヤレスで聞けるのは「WH-1000XM3」のLDACのみですのでご注意下さい!
4.場面に合わせて使い分ける外音取り込み機能
外音取り込み機能を搭載しており、取り込み機能も22段階の微調整が可能なので場面に合わせた使い方が可能です
見落としがちな違う点
1.スタミナ、急速充電
「WH-1000XM3」は単体で30時間、10分の充電で5時間の再生が可能です。
「WF-1000XM3」は単体で6時間、ケースのバッテリーを含めると24時間、10分の充電で90分の再生が可能です。
ケースを含めれば大体自分の使い方だと一週間に一度充電すればいいかなくらいの電池もちなので特に不安はありませんが、長時間の移動をされる方だとやはり「WH-1000XM3」の方がいいかと思います。
2.装着検知機能(WF-1000XM3のみ)
「WF-1000XM3」には装着検知機能がついており、音楽再生中に外すと自動で音楽が一時停止する機能が備わっています。
もう一度装着すれば再生が再開されますし、5分たてば自動的に電源が切れるようになっているのでバッテリーの消耗も防げます。
筆者の使い方では、イヤホン、ヘッドホンをつけたまま店などで店員さんと話すのは失礼だと思っているのでいかにクイックアテンションモードがあったとしても片側は最低でもイヤホンを外すようにしています。
クイックアテンションモードを使えばもちろん問題なくやりとりができるのですが、レジとかだとどうしても片手が埋まってしまうので不便な時もありますし、外したいんですよね。
そんなときに自動で再生を停止してくれる「WF-1000XM3」はとっても便利に感じました。
あと、外した状態で音楽がなっているのもなんか音漏れしてるような気がしてちょっと嫌なんですよね。そういった不安も解消してくれます!
3.マルチポイント(WH-1000XM3のみ)
ウォークマンなどの音楽再生機器(A2DPプロファイル)とスマートフォンなどの通話機器(HFPまたはHSPプロファイル)、それぞれ1台ずつに同時接続できるマルチポイントにも対応しています。
ウォークマンで音楽を再生しながらスマートフォンで通話に出ることが可能です。
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